河出書房新社/ウラジーミル・ソローキン/松下隆志=訳『テルリア』
舞台は21世紀半ばのロシア、ヨーロッパ。幅を利かせる正教共産主義者、庶民に混ざる異形の者。人々の頭に打ち込まれるテルルの釘。断片的に綴られる近未来世界はいずれも異なる文体で表現されており、異様な群像劇を成している。

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