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「イヤイヤ期」はこころの発達

どうやら我が家の息子は最近イヤイヤ期に突入したようだ。
これまでは、外にお出かけするときは、決まった時間や私達親が可能な時間帯にいっていたのだが、同じ時間帯でも玄関で寝そべって泣き始めることが多くなった。
ちなみに、今日も息子と2人きりだったので、「外に行こうか!」といざ玄関に向かうと、玄関に寝そべり、「ワーワー」泣き始めたのだ。

家の中でも一緒に遊んでいて、何か上手く行かないことがあると、大好きな電車の玩具を床に投げつけるようになった。
私達親としては、「どうしたのだろう?」と心配にもなるし、良かれと思って行った行動が息子のイヤイヤを引き出すきっかけになることもあり、「なんでだー」と嫌になることも増えた。

大体1歳半を過ぎると、皆同じような状況なのだろうか?
ふと疑問に思い、いつも見ている「すくすく子育て」で調べてみたところ、「イヤイヤ期は心の発達」だということがわかった。

イヤイヤ期の子どもは、心の成長にともない、いろいろなことがわかりはじめます。すると、「あれもやりたい、これもよさそう」という思いがふくらんでいきます。でも、その気持ちは漠然としたもので、まだ“やりたいこと”を具体的に主張することはできないのです。一方で、「これはやりたいことと違う」についてはわかるので「イヤ」と言ってしまいます。
「違うこと」はわかるけど、はっきり「したいこと」が言えない。子どもの中ではフラストレーションがたまってしまい、子ども自身も困っているのです。親を困らせたくて「イヤ」と言っているわけではありません。
自分についての理解の水準が高まっていく時期でもあります。自分がどんな存在で、何が好きなのかわかっていくのです。“自分探し”が急速に進む、大事な時期だと考えてください。

2020年1月11日NHK放送「すくすく子育て」遠藤利彦

息子としては、色んなことに興味を持てるようになり、「自分の気持ち」が理解し始めている時期である。「あれもやってみたいな」「今はこれをしたいな」という、自分の好きな気持と、「今は外に行きたくない」「まだ服を着たくない」など、自分がしたくない気持ちも持てるようになっている証拠だ。

ただ、そのような気持ちを”表現”することができず、他者にもわかってもらえないからこそ、「イヤイヤ」という行動で表現するしかないのだ。
よく考えてみれば大人だって、「今日の昼は絶対にラーメンを食べたい」「今日は残業できない」など、毎日自分の考えや感情がある。
それらを他者に表現し、理解し合うことができるから、可能な限り「自分のやりたいこと」を実行することができているのだろう。(何も泣きわめくことはしなくても済んでいるのだろう)

言葉が話せない時期の子どもにとっては、気持ちだけはあるけど、それを表に出せない。他者に理解してもらえないからこそ、ストレスが溜まってしまうのは当然のことだと思う。(今私が言葉が話せなかったら、毎日相当なストレスを抱えるはず)

息子の気持ちを少しでもわかっておくと、「どうして泣くの」と攻め立てるのではなく、「そうだよね。今は嫌なんだよね。自分の気持ちを表現してくれてありがとう」と共感と認める気持ちが持てる気がする。親も初めての経験だし、自分が同じ年だったときの記憶なんて殆どないから、「理解できない」のも仕方がない。しかし、色んな情報に触れ、子どものことを理解しておくと、安心もするし、必要な過程であると受け入れる姿勢が持てる。

今は息子も、自分の気持ちと表現できないことへの葛藤と向き合っているのだ。
「自分の気持がわかり始めた」大切な時期。社会で生きていくために、必要な学びを一生懸命体験してくれている。
親である私達はそんな子どもたちの成長過程を、温かく見守っていきたい。
イヤイヤ期は心の成長だ。

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