見出し画像

人材育成を生業にする身として

おはようございます。
今日は、自分の仕事に関する、職業観みたいなものを書いていきます。

私は、様々な企業の人材育成と組織開発、いわゆる人と組織の成長のお手伝いをしています。
友人に話すと、「え、そんな仕事あるの?」とびっくりされることもあるので、ピンとこないこともあろう仕事かと思います。

身近でいえば、「研修」がイメージ湧きやすいかもしれません。
結構沢山の会社がありますし、個人で行なっている方も多い業界でもあります。

今日、私が自分の職業観を書こうと思った理由は、人材育成を語る身として、何を大切にしているんだろう?と疑問に思ったためです。
具体的に言うと、知識なのか、経験なのか、ということ。

人材育成の分野では、様々な研究結果があり、専門的な理論が渦巻いています。私ももう9年目になりますが、まだまだ知らない理論もありますし、次から次へと新しくうまれる考えや用語もあります。

全てを覚えようと思うとキリがないくらいです。

勿論、最新の理論を知っておくことも、沢山の知識を得ておくことも大切です。専門家として。

ただ、仕事に立ち返ると、「目の前の人や組織を変化させること」が大きな役割です。
そこでは、理論を提供しても、変わらない現実が沢山あります。また、実際の現場と自分が提供しようとしている理論が当てはまるかどうかもわかりません。本から得た知識では、この点は応用が効かないものです。

なので、自分の中では、理論や知識も大切だけど、「日々自分が体験する中で感じたこと」が仕事で役立つ知恵になるのだと感じます。

例えば、後輩の育成や、部下のマネジメント。
メンバーであれば組織に所属する中で感じること、上司の関わりで感じたこと。
そして、仕事のみならず、部活の経験や、子育ての経験、夫婦関係など。
とにかく、人と人が接する間に起こる出来事が、人材育成や組織開発を実践する上で、大切な経験則になると思うのです。

だからこそ、日常の出来事で湧き起こる自分の感情には蓋をしないで、なぜそのような感情が芽生えたのか、言語化していきたいですし、社内や家庭での活動も噛み締めていきたいものです。

書いていてやっぱりこの仕事は面白いなーって思えるのは、自分の生き様そのものが価値になったり、知恵になることです。私自身の経験は私にしかできないことであり、私だからこそ出せる知恵があります。

なので、勉強は勿論しつつですが、日々の体験から得られるものを沢山ストックしていきたいです。

皆様からいただいたサポートは大切に使わせていただきます!これからも勇気が出るような記事や学びにいただける文章を書いていきます!よろしくお願いします(*´∀`*)