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電子書籍、音声、動画などのデジタルコンテンツを通じて人生や信念に根ざした価値を届けます。Twitterでは作品情報の配信、支援する個人・法人の情報発信を行います。 https://twitter.com/komorebi_gl

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  • フリートーク・ロックバー読本

    「ロックバー読本」の著者、西川宏樹氏によるPodcastへのリンク、及び概要などを記載した記事を集めていきます。テーマについては「ロックバー読本」からコラムをピックアップ、そのコラムで書かれていることについてKOMOREBI細井が著者の西川宏樹氏にインタビュー形式で深堀していきます。

最近の記事

Ep.15: Make it with you/Bread

今回からYouTubeに限定し、分割して出していきます。 Make it with you/Bread エッセイ全文  浪人という言葉が頭に入ったのは高校に入ってすぐ、俺は中坊時代一貫して、一時間たりとも、自宅で勉強したことがない。    高校は、地頭だけで、ほぼビケで滑り込んだ、高校卒業時点でも学年でビケから三番だった。    浪人という恩赦があるからには、これを利用しない手はない。高校3年間も、俺は、1秒たりとも自宅で机に向かわなかった。    だから、現役の時には

    • Ep.14: Raspberry Beret/ Prince

      コンテンツはYoutubeもしくはPodcast(Anchor, Spotify, Apple Musicなど)からお聞きください。  85年アルバム『AroundtheWorldinaDay』の4曲目。  どうにもこうにも80年代の音。ボコボコの機械的で単調なドラム・ビート。ニューウエーブと呼ばれた音楽的なムーブメントムーブメントの風が吹きまくる中、どうにもこうにもこのドラム音に馴染めなかった。  何たって、アル・ジャックソンやスティービー・ワンダーに代表されるような

      • Ep.13: NoRain/BlindMelon

        アクセスしやすさを考慮してYoutubeにもコンテンツを移行しました。是非ともチャンネル登録をお願いします。 引き続き、Podcastでもお聞きいただけます。  92年、デビュー・アルバム『BlindMelon』の7曲目。    70年前後に生まれた人たちにとってはおそらくアンセムなんだと思う。    この曲は明確にひきこもり的な感性を歌にしている。そんな気持ちを抱えているのは自分だけではないことを知り、何となく力を得た若者は多かったはずだ。    世代の感性は確実に存在

        • Ep.12: わすれじのレイド・バック/サザンオールスターズ

          アクセスしやすさを考慮してYoutubeにもコンテンツを移行しました。是非ともチャンネル登録をお願いします。 引き続き、Podcastでもお聞きいただけます。  82年ベスト・アルバム『バラッド'77~'82』ディスク2の4曲目。  ロック・バーと相性の悪い国民的バンドである。  国民的なバンドとなるには幾つか理由があるだろうが、何と言っても、やはり万人うけするように製作しているので音が丸い、ハード・エッジを旨とするロックの世界とは相容れないのだ。サザンの音は、よく言

        Ep.15: Make it with you/Bread

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        • フリートーク・ロックバー読本
          15本

        記事

          フリートーク・ロックバー読本Ep.11: Nebraska/Bruce Springsteen

          アクセスしやすさを考慮してYoutubeにもコンテンツを移行しました。是非ともチャンネル登録をお願いします。 引き続き、Podcastでもお聞きいただけます。  82年アルバム、Nebraska、のタイトルナンバー、ファーストチューン。 2021年1月12日火曜日、8日金曜日からのコロナ対策強制的営業時間短縮要請を受けて、平日は休店とし、この空いた時間を利用して、4冊目のロックバー読本を、でっち上げようとうんうん唸りながら文章を書いている俺に、 高円寺の同業、ネブラスカの

          フリートーク・ロックバー読本Ep.11: Nebraska/Bruce Springsteen

          フリートーク・ロックバー読本Ep.10: 夜につまづき/ビートたけし

          アクセスしやすさを考慮してYoutubeにもコンテンツを移行しました。是非ともチャンネル登録をお願いします。 引き続き、Podcastでもお聞きいただけます。 エッセイ夜につまづき/ビートたけし   82年アルバム『おれに歌わせろ』の2曲目。    お笑いの人が歌う歌が好きだ。    映画作家、世界の北野は、漫才師としてのたけしに飽きていたのか、80年代、本人は道楽だと言っていたが、あの事件の前までけっこう力を入れてロック・シンガーをしていた。お笑いの人が歌えば、想像す

          フリートーク・ロックバー読本Ep.10: 夜につまづき/ビートたけし

          フリートーク・ロックバー読本Ep.9: All Apologies/Nirvana

          アクセスしやすさを考慮してYoutubeにもコンテンツを移行しました。是非ともチャンネル登録をお願いします。 引き続き、Podcastでもお聞きいただけます。 エッセイAll Apologies/Nirvana  オリジナルは93年ラスト・スタジオ・アルバム『InUtero』の12曲目だが、カート・コバーンの死後発表された、94年ライブ・アルバム『MTVUnpluggedinNewYork』の13曲目を推奨。  ロックと呼ばれる音楽の歴史もそろそろ半世紀、幾人ものアイコ

          フリートーク・ロックバー読本Ep.9: All Apologies/Nirvana

          フリートーク・ロックバー読本Ep.8: ふざけるんじゃねぇよ/ 頭脳警察

          アクセスしやすさを考慮してYoutubeにもコンテンツを移行しました。是非ともチャンネル登録をお願いします。 引き続き、Podcastでもお聞きいただけます。 エッセイ 72年アルバム『頭脳警察3』のファースト・チューン。 さてさて考えさせられる曲である。曲についてではなく、このような曲を核とする、演じ手と聴き手の構造について考えさせられるのである。  異論は多々あるだろうが、ロックをやる側も聴く側も基本的にはインテリである。好きでそこから飛び出たという意味で、実は社会の

          フリートーク・ロックバー読本Ep.8: ふざけるんじゃねぇよ/ 頭脳警察

          フリートーク・ロックバー読本Ep.7: Wonderful/CircleJerks

          Podcastは下のリンクから(こちらからも) Ep.7はWonderful/CircleJerks。エッセイは「ロックバー読本:新型コロナウイルスをぶっ飛ばせ」に収録されています。 85年アルバム、Wonderfulのタイトルチューン、1曲目。  小柄な菅原が顔を出したのは多分07年の秋。俺がUpsetTheApple-Cartを初めて間もないころに顔は覚えていたけど名前は知らなかった。その前に奴と最後に会ったのはその15年前、コモンストックの客としてである。奴は当時

          フリートーク・ロックバー読本Ep.7: Wonderful/CircleJerks

          フリートーク・ロックバー読本Ep.6: Born To Be Wild/Steppenwolf

          Podcastは下のリンクから(こちらからも) Ep.6はBorn To Be Wild/Steppenwolf。ロックバー読本Part.1に収録されています。  68年セルフ・タイトル・アルバム『Steppenwolf』の5曲目。  アメリカン・ニュー・シネマの名作『イージー・ライダー』の冒頭で使用されて以来半世紀、いまだにロックの中で特別の場所に座っている名曲である。その後プロ、アマに拘らず世界中で数多くのバンドがコピーし、リメークし、演奏されたという意味と数では、

          フリートーク・ロックバー読本Ep.6: Born To Be Wild/Steppenwolf

          フリートーク・ロックバー読本Ep.5: Blank Generation/Richard Hell and The Voidois

          Podcastは下のリンクから(こちらからも) Ep.5はRichard Hell and The VoidoisのBlank Generation。ロックバー読本Part.1に収録されています。 コラム本文以下、ロックバー読本Part.1よりコラムを抜粋します。  77年ファースト・アルバム『BlankGeneration』の6曲目。    正直に書こう。  パンク・ムーブメントは俺にとって、ロックと離れるための正当な口実になるはずだった。  地下室に篭って読書と

          フリートーク・ロックバー読本Ep.5: Blank Generation/Richard Hell and The Voidois

          フリートーク・ロックバー読本Ep.4: Alive Again/Chicago

          Podcastは下のリンクから(こちらからも) Ep.4はChicagoのAlive Again。ロックバー読本Part.3に収録されています。 コラム本文以下、ロックバー読本Part.3よりコラムを抜粋します。 78年アルバム、HotStreetsのファーストチューン。同年のジミヘン狂リードギター、テリーキャスの冗談ロシアンルーレットでの事故死から、長年のプロデューサー、ジエイムスウイリアムガリシアとも袂を分かち、リスタートを図ったシカゴ。アライブアゲインとはうまいな

          フリートーク・ロックバー読本Ep.4: Alive Again/Chicago

          フリートーク・ロックバー読本Ep.3: Several Thousand/Resentments

          Podcastは下のリンクから(こちらからも) Ep.3はResentmentsのSeveral Thousand。ロックバー読本Part.2に収録されています。 コラム本文 以下、コラムを抜粋します。 04年アルバム『TheResentments』の4曲目。 俺の人生観を変えたバンドである、いや、薄々には感じていたことを確信させてくれたバンドと言うべきか。 07年7月7日、俺はupsettheapple-cartとして、人生二度目のロック・バー・ライフに入ったわ

          フリートーク・ロックバー読本Ep.3: Several Thousand/Resentments

          フリートーク・ロックバー読本Ep.2: Flathead/The Fratellis

          Podcastはこちらから EP2はThe Fratellisの「Flathead」。ロックバー読本Part.1に収録されています。 コラム本文以下、コラムを抜粋します。 06年アルバム『CostelloMusic』の2曲目だが、07年を代表するポップ・ロック・チューン、07年回顧みたいな機会があれば必ずBGMとして使われるだろう。曲名でピンと来ない人も、聴けば、きっと、これかって思うよ。07年というのは徹底的に何もなかった年だった気がするが、歳を取れば取るほど、年々、

          フリートーク・ロックバー読本Ep.2: Flathead/The Fratellis

          フリートーク・ロックバー読本 / Upset The Apple-Cart

          「ロックバー読本」の著者、西川宏樹によるPodcastを始めます。 テーマについては「ロックバー読本」からコラムをピックアップ、そこで書かれていることについてKOMOREBIの細井が西川氏にインタビュー形式で深堀していきます。 PodcastAnchorというサービスを利用して作成します。noteの記事に付けるリンクから、もしくはSpotifyやGoogle Podcastsなど各種の音声プラットフォームから直接お聞きになることも可能です(Apple Musicは申請中)

          フリートーク・ロックバー読本 / Upset The Apple-Cart

          フリートーク・ロックバー読本Ep.1: リライト/ASIAN KUNG-FU GENERATION

          第一回目は日本のロックバンドASIAN KUNG-FU GENERATIONの「リライト」。ロックバー読本Part.2に収録されています。 EP1(エピソード1)の概要「俺が、諸々の事情で、20年間一緒に生きた仲間と別れて、生きる意味を見失い途方にくれていたころ、じゃあもう一度ロック・バーにチャレンジしてみようかという思いを起こさせた1曲。」 非常に気になる出だしから始まるこのコラム。二度目のロックバー「Upset The Apple-Cart」を生み出すきっかけのひとつ

          フリートーク・ロックバー読本Ep.1: リライト/ASIAN KUNG-FU GENERATION