僕らが「顧問サロン」を始めた理由
はじめに
顧問サロン主宰の市原です。
現在、私は5名の熱いメンバーと共に顧問のオンラインサロンである
「顧問サロン」を運営しております。
私は「プロドア」という顧問ビジネスを東京海上グループの中でゼロから立ち上げ、2021年3月末までその事業を運営してきました。
そして、この4月に独立をして、顧問のオンラインサロンである「顧問サロン」を立ち上げております。
「プロドアなどの既存の顧問会社の競合になるのではないですか?」と良く聞かれるので、ここできちんと整理しておこうと思います。
「顧問サロン」は既存の顧問会社(含む「プロドア」)の補完をする存在
になります。
どういうことか?
既存の顧問会社を補完する存在とは?
既存の顧問会社では行っていない、顧問自身が成長できるサロンであり、また顧問会社を使う余裕があまりない企業への無償サービスを提供しているため、狙っているターゲットがそれぞれ異なるのであります。
簡単にまとめた違いは以下表の通りです(表が見にくく申し訳ないです)。
したがって、「顧問サロン」のメンバーには既存の顧問会社で活躍している方と、これから顧問になることを目指している方の両方がいらっしゃいます。
なぜ顧問サロンを始めたのですか?
理由はシンプルです。
もっとシニアが活躍できるフィールドを増やしたいから。です。
「プロドア」をスタートした時と同じ想いでスタートしました。
詳細は後述しますが、スキルや経験を積んだシニアがセカンドキャリアとして活躍できるフィールドがまだまだ足らないと考えております。
総務省調べによると、令和2年時点で60代の非労働力人口(男性)は205万人となっております(50代の44万人に比べると、160万人も働いていない!)。
つまり、引退をしてしまうシニアがこんなにも多いということです。
これは・・・
社会全体の損失である(勿体ない)と思いませんか?
人生100年時代といわれる中、あまりにも早い引退だとは思いませんか?
もっと稼ぐ側に回ってもらいたいと思いませんか(切実😢)?
プロドアを運営してきて、感じた課題は大きく3つです。それを解決する手段として「顧問サロン」を立ち上げました。その3つとは以下の通りです。
1. 案件数が圧倒的に少ないこと
2. 顧問会社がいただく案件毎の手数料が高いこと
3. 顧問同士の繋がりがないこと
それぞれ解説していきましょう。
1.案件数が少ないこと、とは?
一般的に顧問会社では登録者に対して案件数が圧倒的に少ないと言われております。1万5千人登録がある大手顧問会社でも案件は常時せいぜい1000~2000件。
しかも1人に1案件を割り当てるのではなく、優秀な顧問には一人当たり2~3案件は割り当てるので、実質的に稼働している顧問は1000人に満たないのが実情です。
さらに悲しいことに、人気があるのは50代の現役に近かった方々で、60代に向かって需要が減っていく構図です。
企業側も現役時代に最も近かった人を顧問として使いたいのです(ただしニッチなスキル経験をお持ちの方は60代、70代になっても引き合いがあります)。
実際案件を最も欲しがっているのは60代なのですが、マーケットヒアリングや、運営をしていた肌感覚値で、登録者の1~2%ほど(200~300名ほど)しか60代で活躍している方はいないと思われます(注:ファクトではありません)。またその案件のほとんどが人脈紹介であることも悲しい現実としてあります。
顧問サロンでは、相談会を無償で企業に提供しており、有難いことに現在は色んな企業様からお声をいただいている状態です。
提携したいとまで言って下さる企業様まで出てきました。感謝!
案件数が少ないという課題は解決できつつあります。
2.案件ごとの手数料が高いこと、とは?
顧問会社の手数料率は一般的に50%以上と言われております。
月額100万円の顧問料のうち50万円以下しか本人に支払われていません。
ぜひそれぞれの顧問会社にヒアリングしてみて下さい。
非開示であるところは50%以上と考えてほぼ間違いないでしょう。場合によっては80%といった例も見たことがあります。
高い手数料を抜くことに関して、元運営者側として言わせていただくと、致し方ない面があります。10~15%だとビジネスとして全く成り立ちません。大赤字です。なぜなら企業側がシニア顧問の受け入れにものすごいアレルギーがあるため、営業(案件開拓)のコストがめちゃくちゃかかるからです。30%でも利益を出すのは相当難しいと思います。
顧問サロンでは、経営相談会を通じた企業と顧問のマッチング手数料は無料としておりますので、手数料が高い問題も解決しました。
3.顧問同士の繋がりがないこと、とは?
顧問会社では登録した顧問同士の繋がりは原則として持たせないようにしています。持たれると困ることが多いからです。
複数の顧問が結託して顧問会社を作られてしまうリスクもあるし、何より契約条件が個々で異なるため、その内容を共有されても困るからです。
でも本当は顧問同士で繋がりがあった方が楽しいだろうし、顧問が案件で困ったときに違う顧問が手伝うみたいなことがあったっていい。でも顧問会社としてはそんな勝手なことをされても困るわけです。
顧問サロンでは、コミュニティですので顧問同士のやり取りは大いに結構。むしろ推奨しております。
顧問サロン内では、「私の友人社長が監査役を探しているのですが、知り合いで良い人いませんか?」「いますよ!紹介します!」みたいなやり取りが発生しております。顧問同士で仕事の融通をしており、良いサイクルが回り始めています。
それに加えまして、プロドア時代にシニアと面談していて、良く質問されたのが「顧問にはどうやってなるのですか?」です。
既存の顧問会社はそれを教えてくれませんし、顧問として実績がない方にはそもそも仕事を積極的に斡旋しません。
最後に
顧問のなり方、そして成長していく機会を「顧問サロン」では提供していきたいと考えております。
案件をどう作るのか、どう経営者と付き合うのか、それも顧問サロンでお伝えしております。会社員生活が長い人たちは、「仕事はもらえるもの」だと勘違いされている人が多いのが実態です。
一方で、早い段階で独立している自営業者やフリーランスの方々は「仕事は作るもの」「仕事は自分から取りに行くもの」だというマインドがしっかりあるので、顧問サロンの趣旨を理解して積極的に活動してくれる方が多い印象です。
この顧問サロンは、私の他に5名のメンバーで運営しております。
アドバイザーとしてあの有名な!守屋実さんにもご支援いただいております。感謝!
またメンバーの自己紹介は追って。
次回は「顧問サロン」と既存の顧問会社との違いについて、もう少し掘り下げたいと思います。
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