最近の記事

「生涯弁護人 事件ファイル1」

大まかな所感 裁判って実際にこういうことが起きているのかというところがわかって面白い(判決を下した裁判官、判決文とか) 事件ファイルで読み応えがあったのは、村木厚子さんの冤罪事件。 この本は、YouTubeチャンネルの「日経テレ東大学」に弘中弁護士が出ていて、そこから興味を持ったのがきっかけで読み始めました。※チャンネルが閉鎖され今は見れません。。 弘中さんは「無罪請負人」とも呼ばれ、最近だとカルロス・ゴーンさんの弁護人としても有名です。 YouTubeでも村木さんの

    • 「デス・ゾーン 栗城史多のエベレスト劇場」

      〜余談〜 昨年の月一冊目標は後半に挫折したため、今年こそはと思っていたら1月全く本を読んでおらず早々にピンチを迎えた。やっぱり読みたいと思わないと読めないので当分はビジネス本以外を選んでます。 大まかな所感 ぜひ読んでみて欲しい 炎上の可能性(実在した人物、既にお亡くなりになっている方のことを記載しているので)もある本だからこそ、一歩引いて読むべし 本を読んで思い出したエリザベス・ホームズ(医療ベンチャー企業のセラノス (Theranos) を創業し CEO を務めて

      • 「ぼくらに嘘がひとつだけ」

        7月は久しぶりにビジネス書以外のものを読みました。 将棋をテーマにしていた本なので前から気になっていたのですが、ざっくり言うと奨励会(プロ棋士になるためのリーグ戦が行われる日本将棋連盟のプロ養成機関のようなもの)にいる二人の少年と出生時の取り違え疑惑についての物語。 ここからはネタバレ含むので、読んでない方はご注意を。 感想としては、物語としては終盤も二転三転して面白かったと思います。ただ、個人的には思うところがいくつか、、、、。 物語のはじめは、冴えない女流棋士Aの

        • 「自省録」

          6月の課題図書は、人生ではじめて哲学書にチャレンジしてみました。 ローマ皇帝で五賢帝の一人、マルクス・アウレリウス・アントニヌスが書いた哲学書で「自省録」というものです。

        「生涯弁護人 事件ファイル1」

          「確率思考の戦略論」

          5月の課題図書はこちら。 前回に引き続き、森岡毅さんの著書です。 前回の組織革命で、根拠のところなどで「詳細は確率思考の~にあります」という紹介がされていたので、(見事に引っかかって?)読んでみました。 というのは、理由の半分で 実際のところ成功体験を著書にする人はいますし、そういったビジネス書の中にはTipsは紹介はされているのですが、結局のところ「実践できる内容ではない」「概念ばかり語られててわからない」ということがよくあると思います。 その点、この本では数学的

          「確率思考の戦略論」

          「マーケティングとは”組織革命”である。」

          マーケティングとは「組織革命」である。 著者 森岡毅 2022年4月の課題図書はこちら。 森岡さんの本は2冊目で、一冊目は彼が娘にむけて書いたメモがもととなっている「苦しかった時の話をしようか」以来。 本のターゲットタイプについては、下記のタイプの人が一番刺さりやすいのかなと思いました。 コミュニケーション苦手な人 仕事上の関係者が増えてきた人 ただし、コミュニケーションに自信のある人も、感覚値でやっていることがすこし論理的に整理されるので、読んでみてもいいかと。

          「マーケティングとは”組織革命”である。」

          「アフターデジタル」

          アフターデジタル 藤井保文 尾原和啓 3月の課題図書。 2019年の本なので、本の中で語られている事例は少し古いのかもしれないけど、中国の事例はとても興味深かった。全体的な感想としては、「アフターデジタル」の考え方は確かにビジネスはこういう流れになっていると思いました。 事例を読むと、なるほど面白いなと思う一方で、その考え方に気づき実践する日本企業はITメガベンチャーだったり、グローバル展開している企業が多く、繊細なものづくりやユニークなものという日本が得意だった部分は

          「アフターデジタル」

          「絆 - 棋士たち 師弟の物語」

          2022年の2月に読んだ本はこちら。 2022年1月からABEMAでのオリジナル対局「ABEMA師弟トーナメント」が開催されて、応援している棋士以外の師弟関係の物語も興味深かったので、読んでみました。 将棋棋士はプロ棋士の推薦?師匠がいないと、プロにはなれない。こんな師弟制度が残っている職業も珍しいと思う。元々将棋が純粋に好きというより、将棋棋士や将棋界に興味があったので旅行中あっという間に読んでしまった。 本自体は、下記の師弟の物語が掲載されている。 (敬称略)中田

          「絆 - 棋士たち 師弟の物語」

          「苦しかったときの話をしようか」

          苦しかったときの話をしようか 森岡毅 転職を考え始めていた時に、先輩から勧められた本の一つ。著者がUFJを再建した有名なマーケターの人だよという話を聞いて、以前NHKの特集で森岡さんを取り上げた番組を思い出して、読んでみようと思った。 全体としての感想は、物語のようでもあるけど、仕事に関するアドバイスという点では、他のビジネス書でも取り上げられているような内容だったと思う。ただこれを彼が当時、大学生の娘さんに書いたことを考えれば、就活に悩む大学生にとってはビジネス書の入門

          「苦しかったときの話をしようか」

          "NEW ELITE"

          元Googleの著者の本です。 最近断捨離の一環で本を整理していたところ、読んだか記憶になるビジネス書があったので、5月の1冊目はこの本に。 本全体の感想としては、★★★☆☆(星3つ) この本からの気づきはこの3つ。 1. 日本人は圧倒的にアウトプットが足りない。 2. 情報収集術。 3.良いチームは、やっていることがどんどん変わる。 アウトプットについては、褒められた時でも「ありがとうございます」で終わらせず、何がよかったのかということをヒアリングして次に繋げ

          "NEW ELITE"

          お金の、答え

          一年前に買って読んでなかった本の中に、BRUTUSの”お金の、答え”があります。 購入のきっかけは、いつも避けていたお金の問題を考えるきっかけにしたいとおもったから。と言って、読んでなかったので意識高そうで低い。 4年半勤めていた会社を辞めた。3月は新しい会社で働き始めた。のんびり過ごしていたモラトリアム時間で読書していたけど、働き始めるとすぐにプライベートが疎かになる。自分の悪い癖。 気を取り直して、電車の移動時間で読み始めたこの本は、考えるきっかけにはすごくよかった

          お金の、答え

          「めんどくさい」がなくなる本を購入後、読むのがめんどくさくて半年放置していた

          2021年3冊目。 2月に本を3冊読むという目標は達成できました。(パチパチ) タイトル通り、 「めんどくさい」をどうにかしようとして Step 1. 本を探し Step 2. 本を買い Step 3. 放置する という、見事な3ステップで挫折して読んでなかった本(マンガあり)を読みました。 マンガもあるのでサクサク読める内容です。自己啓発本やビジネス書は、社会人になって読む本の中心になったので、本で語られている内容もある程度知っているものがありました。 いく

          「めんどくさい」がなくなる本を購入後、読むのがめんどくさくて半年放置していた

          「人間じゃない」 綾辻行人

          2021年3冊目。 まず3冊読んで、noteに書けたので自分で自分を褒めようと思います。数年前にワーキングホリデーに行った際に、他の人に倣ってamebaブログで色々書きたいと思っていたすぐに挫折したので、ここ数年で少しは成長できたのでしょうか?海外にいる=話題には事欠かないはずなのに、書くことができないということは、自分の意思の問題な気がします。YouTuberやnoteにコツコツとコンテンツをアップできる人は本当にすごいですね。 いつも通り前置きが長くなってしまいました

          「人間じゃない」 綾辻行人

          短編集「深追い」横山秀夫

          2021年2冊目。 2月の頭に退職して、新しい会社での仕事が始まるまでに1ヶ月近くあるので久々に読書を開始。少しでも節約したくて、久しぶりにというか小学校卒業以来図書館に行って借りてきました。(図書館って素晴らしい!) 肝心の本の感想ですが、もともと横山秀夫さんの作品は大好きで、ほとんど読み漁っており、「深追い」も久しぶりに読みました。 この本のいいところは、短編集なので1つ15分くらいで読めるところ。長編も大好きだけど続きが気になると朝まで起きて読んでしまうので、そう

          短編集「深追い」横山秀夫

          「盤上の向日葵」を読んで

          2021年の1冊目。本を読んだのでアウトプット。 最近将棋を見るようになって始めたTwitterがきっかけで、将棋の小説があるのを知りました。将棋棋士でTwitterをやっている方は多く、この本を監修した飯島先生もその一人。先生のTwitterで紹介されてるのを見て興味をもって、小説を手にしました。 小説の内容は、身元不明の白骨遺体が発見され、遺留品の中から名匠の将棋の駒が出てくる。かつてプロ棋士を志した刑事が事件を担当する。 あまりネタバレになると困るので、詳しくは記

          「盤上の向日葵」を読んで

          「受け師の道」を読んで

          スポーツ雑誌Number初の将棋特集が20万部も売れている。 自分もふとしたきっかけでABEMATVトーナメントを見て将棋にはハマったのだけれど、将棋はすごくおもしろい。 ルールを知っているけど、長年の将棋ファンの方のように将棋を深く理解しているのではなく、、初心者。将棋見る専門のファンの方を「観る将」というらしいですが、自分はその域に及ばずまだまだ勉強中です。 ABAMATVトーナメントと並行して、幾つかのタイトル戦も行われている中で知ったのが「木村一基先生」。解説の

          「受け師の道」を読んで