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学び直しは本当に必要?

「いよいよ2024年だー。」ということで、こんなニュース。
https://news.yahoo.co.jp/articles/9e4334a25a47bd89bd32205d19e3e3baa529dbdb

なんか、沖縄県議選の候補者さんたちの定型句のような文言もそうなんだけど、人手不足を語るときに

「人口減少→省力化して維持するためにDX化→リスキリングで学び直しなさい」

が、主流の考え方のようです。
10年前から人手不足の現場を生きてる私としましては、その前に「今の雇用のミスマッチを解消する」「適材適所に人が配置される」
ということを、やりきることが一番効果的だと思うんですけど。

DX化できないおじさんおばさんもいるんだけど、その人たちが完全にAIで仕事を失う!みたいな煽り方をするマスコミや記事が大嫌いです。

なにも学び直しなんかしなくても、隣の職場に移る勇気さえあれば、めちゃくちゃ感謝される現実がすでに広がっているよ。
少なくとも僕の目の前にはそんな現実が広がっています。

一時期みたいに、みんながみんなプログラミング教室通って年収1000万!みたいなことじゃない。
自分にしかない適性があるし、他人と自分は違うこと理解してほしいし、
意識高い動画に出ているエセ成功者のいうことに惑わされないで、自分の人生を生きましょう。

と、国が発するなそんなメッセージがいいんだけど。

と思っていたら、もうちょっと詳しい記事にはこんなことが書いてありました。

【労働移動の円滑化】
また、雇用政策の方向性を、雇用の維持から成長分野への労働移動の円滑化へシフトしていくと明記した上で、労働市場の改革を進めるための国民会議の開催を検討するとしています。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240611/k10014477331000.html



そうそう。諸悪の根源は
いまだに転職が怖いモノ。特別なモノと刷り込まれている感覚と、労働者の権利があまりに強すぎる、いびつな雇用契約。


一度結婚したら、嫁さんから言い出すまで、いくらサボっていても養い続けなくては、ならない。不当に離婚したら、
「あの旦那、結婚しておいて嫁さんを食わせないなんて人でなし!一生面倒見るって言ったじゃない!」

という家父長制と専業主婦を原型においているような、雇用制度。

養ってもらってるお父さん(会社)に文句あるなら、自分で外に出て働きなさい。って、そんなに厳しいかなぁ。
ここを甘やかしておいて(労働者の身分を過度に守っておいて)
リスキリングしなさいと、言ってもそんな努力しないでしょ。

簡単に首を切られるようになったら、生活が大変になる!と言われるかもしれませんが
なにせ今後日本は、ずっと人手不足です。
仕事はいくらでも、どこにでもあります。

今の職場がイヤならば、明日から来てほしい会社が見つかるのが今後の日本。

働かないで、窓際で、ソリティアやっているおじさんが大学受験で頑張ったご褒美だけで何十年も生きてこられた今までの方が異常だったわけだから。

働かざる者、食うべからず。
そういう原点に戻るだけではないのかな。

人手不足って、つくづく健全な社会になるためのきっかけに過ぎない気がしてます。

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