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好きなことを仕事にしている人を「キラキラ系」とレッテルを張る人たちの心理構造



お給料は我慢料。だと思っている人は、仕事を条件面だけ見て選んだ人。

時間と場所と額面だけで選んだら、そりゃ仕事の中に「我慢」が含まれる。

仕事の選び方、会社の選び方の解像度が甘すぎる。もっと自分を大切にしてほしいけど、学校の先生、自分の親自体が、給料は我慢料だと思っている人たちの中で育ったわけだから、仕方ない。

次に、報酬は専門性・技術料だ。という考え方もある。
医者、弁護士、税理士、看護師、保育士。
施工管理技士に、電気工事士、自動車整備士。
特定の職能を持つ人だから、その対価がある程度保証され、決まっている。という仕事もある。

ただし、同業他社と著しくパフォーマンスが違っても、その分自分の報酬にすることは難しい。
隣の有資格者、先行している有資格者が1万円でやっていることを10万円でやることは、ほぼほぼ不可能だ。

仕事を条件で選ぶ人。
仕事を職能(スキル・資格)で選ぶ人。

でも世の中にはもう1つの働き方がある。
仕事を心、相性、マインド、価値観で選ぶ人たち。

何も独立起業する人たちばかりじゃなくて
人に雇用されながら、価値観マッチングで働いている人はいる。
いわゆる「好きなこと・得意なことを仕事にしている人」としてキラキラ映る例の人たちだ。
みなさん苦手でしょ?w

でもね。「好きなことを仕事にする」という表現は、
仕事を条件で選んでしまっている、お給料は我慢料と思っている人たちから見た表現であって、本人たちはそうは思っていない。

自分がイヤな職場、自分にできないこと。それを避けて
「まぁ、自分なんかこれしかできないから、このことを地道にやっていくしかないな…」
と思って、コツコツやっている様を、

「あの人は好きなことを仕事にしている人だ」と他人が呼ぶに過ぎない。

仕事は我慢料だと思ってる人は、嫌なことやっていないのに、報酬を得ている人のことズルい。と言って妬んだり、
「そんな世界はない」とそもそも、見ようとしなかったりする。

仕事は技術料だとしか思っていない人は、
「そんな根拠もない価格設定は詐欺だ。悪い奴だ」と決めつける。自分はおカミが作った価格設定でやってきて、一度も価格設定なんて考えたことないくせに。

同業他社の先輩が、作った悪しき慣習を変えられもせずに
セカンドペンギン、サードペンギンの恩恵をうけながら
ファーストペンギンの批判を続けて、徒党を組み、外野から石を投げ続ける。

あなたの給料は誰が決めた?
社長が決めた?上司が決めた?いやそもそも、あなた入社をするときに「その給料もらえるならやろう」と自分で決めたのではないか?

あなたの報酬は誰が決めた?
国の制度、業界の常識、時代の流れがこうだから?
一度でも抗ってみたこと、トライしてみたことはあるのか?

もらえるお金は我慢料も含む。技術料だって含む。
でもそれだけじゃない、価値観で働いている人も、得ている報酬もある。
それを見て見ぬふりをしていいのかい。

キラキラとレッテルを張って眩しいからと見ないふり。
何もこちとらキラキラはしていない。
暗くじめじめとした谷底を経験して、全身ボロボロになりながら這い上がり、その様を隠せもしないで晒しているだけだ。

これが好きなことを仕事にしている人の実態だ。

見て見ぬふりをしているのは、眩しいからではなくて
その努力の量、失敗の数、傷の多さを見るのが怖いからではないのか?

追伸:本当は何の努力もしてないのに、自らキラキラをまとい、好きなことを仕事にしている風を装い、他人から金を巻き上げる水族館の中のファーストペンギンみたいな人は、フォロワーを金で買っているアカウントとホテルのラウンジに生息しています。お気をつけあそばせ。
好きなことを仕事にしている人は、たいてい仕事の現場にしかいませんよ。

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