見出し画像

起業するためにやってた方がいいこと。

先月、沖縄県の事業「正規化雇用サポート・起業応援事業」の事例報告会を行いました。

冒頭、沖縄県の担当の方の課題意識として、沖縄県の所得が低いこと、その一因として、特に若年者の非正規雇用の割合が全国より9%も多い、40.6%であることがあると述べられていました。

たしかに、ちょっとそれは多い気がしますね。
学歴なんかなくても、「正社員」でしっかり昇給していく職場があることは、僕の毎日の中で実感しています。
ますます沖縄県における自分の役割を明確にした昨日でした。

逆に、週5、8時間なんて言わず、28歳までに何者かになりたいと、「量」という経験を積みたいと働く若者もいます。
その思いを悪利用する企業だけが罰則を受ければいいわけであって、趣味もプライベートもいらないから仕事したい。という人の自由まで縛るもんじゃないけどなーとも思います。

今のところ、後者の人種は、フリーランスになったり、起業するしかないのが、日本ですねぇ。

というわけで、起業するためにやっておいた方がいいことの私見でも書いてみようと思いました。40 .6%の誰かのために。

1つは「量」だと思います。30代以降は家庭にも変化が生まれてくるので、がむしゃらに「量」をこなす仕事ができなくなります。
営業なら営業。読書なら読書。デザインならデザイン。見習いなら見習い。さすがに、自分に自信がつくほど、何かの量をこなす。量をこなせるのは若いうちしかありません。意外と。

その次にやっておいた方がいいことは、自分の知らない世界で生きる人を想像できるほどには、世界を広げることだと思います。

それは何もインドに自分探しにいく。とか
オーストラリアでワーホリする。とかじゃない。
ましてや2流のカリスマの講座やサロンに献金して
「人脈を広げる」という謎の呪術を習うことでもない。

自分が今住んでいる、地元にも
自分が全く知らない世界で働いている人、仕事、価値観、常識があることを知る。

そうすれば自ずと、自分の特徴が見えてくるんだと思うんです。

例えば、2023年の今日この時も
電話回線とネット回線の区別がついてないおじさんはいます。
メールは苦手で、チャットはできなくて、電話したがる社長もいる。
そんな人の隣で、インスタ画像から、おいしそうなお店を見つけて予約とるなんてことをしたら、ほぼ魔法使いです。

ただし、このノーテレフォンおじさんをバカにしちゃいけなくて、若いあなたが、普通に利用しているお店の商品が並んでいるのはこのおじさんの会社が40年積み上げてきている実績の賜物だったりします。

そうだなぁ。
地元のスナックビルに通え。が意外に正解かもしれないw
あと、Facebookでおじさんと絡め。もそう。
1ヶ月ただでいいんで働かせください。もいいかもしれない。

まぁ、とにかく非正規率が高い、沖縄。それを貧困の理由だと捉えることもできますが、
働き方の多様性生まれやすいポテンシャルを秘めた島だということもできる。

だから、僕は沖縄で採用コンサルをやり続けます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?