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歯科衛生士より、セルフケアメッセージ

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大人の歯科メンテナンスに関わりながら、これからの子どもたち、まだお口の廟にがひどくなる前の世代に向けて発信中!育児中のパパ・ママに届いて欲しいです。
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#虫歯予防

【自分では磨くんですけどね〜2歳の歯磨き】

【自分では磨くんですけどね〜2歳の歯磨き】

「歯磨きさせてほしいのに〜、むし歯にさせたら大変」と、焦るお母さん。

自分では、歯磨きするけれど、
大人の仕上げみがきに応じてくれないお子さんに
どうすれば、歯磨きをさせてくれるでしょうか?

自分以外の人が口を触る感覚は、
例えるなら、あなたが目隠しをして、
道路標識を知らない人に横から道案内をしてもらうようなものです。

危なくて、怖い話です。

歯磨きも同じで、
自分の視界に入らない歯磨き

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【10ヶ月になりました、
    まだ歯磨きしたことがありません
              、どうすればいいですか?】

【10ヶ月になりました、 まだ歯磨きしたことがありません 、どうすればいいですか?】

赤ちゃん相談で、歯磨きの練習のお話をすると、

「うちの子、まだ歯磨きしていないんですがどうすればいいんですか!」と

心配になったお母さんが、相談に来られます。

10ヶ月のお子さん。
上下前歯が6本生えています。

もう歯が生えているので、
今すぐにでも歯ブラシをかけたいところですが、

いかんいかん
それは、私の感覚でした。

お母さんはお子さんの
お口のお手入れは
初めてですから
やはり、

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【歯磨きのプロが話す磨き方よりも大事なこと】

【歯磨きのプロが話す磨き方よりも大事なこと】

小さい子どもの歯磨きで大事なのは、
将来的に自分の口を管理できる子になれるかを、
練習・育てることです。

管理ができない子は
歯磨きをめんどくさかったり、気が進まないと習慣にできません。いつまでも適当で、口の中のトラブルが起きても、気にもしません。

親の管理ができる幼少期はともかく、その後自分の寿命が終わるまで、お口のお手入れは続きます。

毎日数分しか関わらない歯磨きの時間は「当たり前」に継

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【おうちでできる、小学生むし歯対策〜中・高学年編】

むし歯になって歯に穴が空いてしまったら、治療するしかないむし歯。

歯に穴が空く前は、
まず食事の仕方に気をつけるアドバイスを家族でしましょう。

わざわざ歯医者さんに行かないと、できないことはありません。

例えば、
おやつ好きのお子さんには、
甘いものを制限するよりもまず、
食事が始まったら
30分で食べ終え、
次の食事までに最低2時間は空けることを教えましょう。

しかし、間食習慣がある子に

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【戦わなくてもできる仕上げ磨き】

【戦わなくてもできる仕上げ磨き】


子どもの歯が生えて
歯磨きを始めると
なぜか子どもと戦い始める
お父さん
お母さん

かなり
体力消耗します


人は学習する生き物です
お子さんは
今
何を学習しているでしょう?

歯磨きの方法を
どこかで聞いた時、

多くは
そのやり方に焦点が当たっています。

覚えた知識を
そのまま実行すればするほど

子どもは拒否します。

大人はやる

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【おやつむし歯;怪文書作戦 小学校4年生の例】

【おやつむし歯;怪文書作戦 小学校4年生の例】

「なんでこんなにむし歯になっちゃうのー!?」            家族の歯磨き応援力の出番です。

季節が変わるごとに歯医者さんへせっせと連れて行くお母さん。
毎度毎度、小さなむし歯が
あちこちにできているのを
指をくわえてみているつもりじゃないけれど・・・

「どうにかこの状況を変えたい」という
歯医者さんはもうこりごりのお母さんから、お悩みです。

小学4年生の男の子。

興味あることに没頭

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【小学校高学年の口腔ケア】

【小学校高学年の口腔ケア】

子どもが将来、今の私達の年齢になった時に、むし歯や歯周病で悩まないようにするためには、

この時期のはらたきかけは
とても効果的で一生ものになるといっても過言ではありません。

幼児期に
子どものむし歯予防のために
得た知識が役に立ちます。

おやつの食べ過ぎやをダラダラ食べをしない
夜の歯磨きをする(時間を作ること)
歯ブラシは小刻みに丁寧に動かす

などを

今度は家族を通して
教育するタイミ

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【むし歯予防のベース作りは、離乳期から。】

【むし歯予防のベース作りは、離乳期から。】

よく噛む習慣を持つと、
体は健康になりますよー

だから、食事の時はよく噛みましょう!


小学校の給食献立のコラムや
ほけんたよりで、このような記事を目にしますね

さて、
これを実行する、または実行できる学童が
どれほどいるでしょうか!?


噛むことは大事だとわかっていても
普段の食事で噛む習慣がなければ

「噛む」動きに疲れてしまいます。


最初は

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【離乳食のおさじ:丸のみ防止法】

【離乳食のおさじ:丸のみ防止法】

離乳期に口の機能を育てるための注意点、
「丸食べみ防止」の食事介助方法についてお話しします。

離乳期のお子さんのお口は小さいので、おさじの入れ方によって「丸呑みを誘発」してしまうことがあります。

基本

舌の真ん中より手前までおさじを入れたら、上唇が降りてくるタイミングに合わせ、まっすぐ引き抜きましょう。
舌の真ん中までおさじを入れると、「入れすぎ」です。

離乳期全般を通して、この動きは変わ

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