形こそ 深山がくれの 朽木なれ 心は花には なさばなりらん
形こそ 深山がくれの 朽木なれ
心は花には なさばなりらん
朽ちかけの木に見えるが、今でも花を咲かせるぐらいの気持ちは秘めている…
古今和歌集より。
50歳を超え、来年には57歳になります。50を超えると天命を知ると言いますが、今までの人生を振り返ると長かったような短かったような…
どうでもいいことに腹を立てたり、いつまでも悔やんだり、あるいは天狗になることなど人生で起きたいろいろなできごとが脳裏を去来しますが、過ぎ去った過去を思い返すとやたら懐かしさがこみ上げてきます。若い時のように自信満々に理想を掲げ猪突猛進をする機会は減りましたが、かと言って熱い思いが無いわけではなく、コツコツと夢や希望を叶えようとする気持ちは益々大きくなっています。昔の思いが自身の成功や収入を上げたり、家族を持つことだったりしたのに対し、今は自身の歩いて得た経験と知識をどう他者に提供していけるのか…活かされた社会にどう恩返しをするかにその想いは変わってきました。
偶然門を開いた茶道でおもてなしという日本人の精神性に触れ、仕事でも茶室に関わったことにより伝統文化の継承に力を注ぎたいとの想いから一般社団法人茶の湯住宅推進機構を設立し、茶室を通して大工をはじめ木造住宅に関わる職人技術の育成で社会に貢献していきたいと考えてます。
これからの企業にはESG経営の視点が必要とされます。
Environment(環境)
Social(社会)
Governance(ガバナンス)の頭文字を取ってつくられた言葉で、
目先の利益や評価だけではなく、環境や社会への配慮、コンプライアンスも含めた健全な管理体制を作り、持続可能な発展を目指すことです。
茶室を扱える人材育成として茶の湯住宅プロデューサー資格を創設し、茶室を計画されているお客様を全国でサポートできる体制を作り、茶の湯を通して持続可能な日本文化の継承を目指して参ります。
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