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茶室

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古民家再生のお客様にお茶を点てて頂いた経験からお茶を習い始め、お茶室を創るようになりました。お稽古のことやお茶室のことを綴っています。
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#三和土

塵穴

塵穴

塵穴(ちりあな)とは露地の腰掛待合や茶席の躙口(にじりぐち)の近くに設ける四角形または円形の穴で覗き石(のぞきいし)と呼ばれる自然石を備えます。

一般に外露地には四角形、内露地には丸形の塵穴を配置することが多く、塵穴の意味は客を迎える際に露地を清掃し、落葉や枯枝を入れるための穴だが、実際に落ち葉は入れず枝のついた青葉を入れ、青竹の塵箸(ちりばし)をたてかけておく。

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三和土

三和土

三和土と書いてタタキと読みます。赤土に石灰とニガリの3つを混ぜるからこの漢字になったそうです。土だけでは固まらないので石灰とニガリを混ぜてひたすらトントンと叩いて締め固めていきます。固まるとコンクリートのように固くなります。昔のコンクリートです。

最近は余りしない工事なので若い職人さんにやり方を伝えながら技術の継承をしていきます。

お茶室独自のものとして塵穴があります。塵穴は庭師さんと左官屋さ

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