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塵穴
塵穴(ちりあな)とは露地の腰掛待合や茶席の躙口(にじりぐち)の近くに設ける四角形または円形の穴で覗き石(のぞきいし)と呼ばれる自然石を備えます。
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一般に外露地には四角形、内露地には丸形の塵穴を配置することが多く、塵穴の意味は客を迎える際に露地を清掃し、落葉や枯枝を入れるための穴だが、実際に落ち葉は入れず枝のついた青葉を入れ、青竹の塵箸(ちりばし)をたてかけておく。
お茶をされていない方から見ると何の穴かはわからないと思いますが、お客様に対しての心配りを演出するひとつである。
円形は直径約18〜21㎝(約6〜7寸)、四形は約27㎝〜39㎝(9寸から1尺3寸程)程度の大きさで、深さはいずれも約28.8㎝(9寸5分)、縁の幅は約2.4㎝(8分)、地上から約0.6㎝(2分)あげて、覗き石と呼ばれる自然石を嵌め込ませ、場合によっては三和土ではなく漆喰などで塗り固めたりします。
三和土での作り方は、ボイド管などを利用し小さな鏝で仕上げます。
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通常三和土で造られることが多いかもしれませんが、瓦を使っても趣がありますね。
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