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6歳長男と、お寺に地獄の話を聞きに行く
長男が、
死にたくない、地獄が怖い、
天国へ行っても、そのあと地獄へ行くの?
と言って、時々泣くので、
昨日、お寺のお坊さんに、
地獄について話を聞きに行った。
お坊さんは、父の同級生であり、2年前の父の葬儀の時から、かなりお世話になっている。とても、優しく、穏やかな人だ。
理由を話すと、
鬼やエンマ大王などの絵を見せてもらって、
死んだら、まず三途の川を渡って、いいことをしたか、悪いことをしたか、裁判があって・・・
という話を、幼児がわかるように、丁寧にしてくれた。
私も、その話をじっくり聞きたかったが、走り回る下の子達を追いかけていて、あまり聞けなかった。
最後に、お坊さんが、
悪いことしていなかったら地獄に行かない。
悪いことは、していないよな?
と、聞いたら、何か思いあたるのか、ポロポロ泣いてしまった。
帰ってからも、お風呂で思い出して、
「僕は、悪いことをしているから、
地獄に行く」
と言って泣く。
「悪いことってどんなこと?」
「弟のお菓子をとったりとか、
片付けをしなかったりとか」
「そんなことで、地獄に行かないよ。
優しくて、いい子だから、大丈夫だよ。」
と、ママも必死で言い聞かせる。
今日も寝る前に、
「ママは、なんで地獄の話、
聞きにいったん?
聞きたくなかったのに」
「え? 嫌やったん?」
「いいよ、いいよ、
って、言ったやん」
いいよ、て、嫌っていう意味だったのか。
地獄のこと、よく知らないから怖いのであって、少し知ったら怖さが減るかなと、
ママは思ったのだけど、
勝手な思い込み、ひとりよがり、間違いだったようだ。
逆に、もっと恐怖を植えつけてしまった。
それに、長男が嫌がっていたことにも、気づけていなかった。
ごめんなさい。反省。
どうしたら、長男の悩みが軽くなるかなと、
いろいろ考えて、
そういう絵本を探してみたり、
お寺にも行ったのだけど。
しばらく、そっとしておこう。
どのみち、
本人しか解決できないことだから。