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40代 仕事の転機

 17年勤めた設計事務所に一区切り付け、半年後に独立することを決意した。
 最近はずっと仕事のこと、会社のことでもやもやしていた。転職や独立起業に関する本を読みあさっていると、こんな言葉にぶつかった。

「第二次モヤモヤ期」

『働くみんなの必修講義 転職学 
人生が豊かになる科学的なキャリア行動とは 』
中原 淳 小林 祐児 パーソル総合研究所
より

 40歳前後のミドルたちのモヤモヤを指すという。

(データより)「第二次モヤモヤ期」のミドルたちは「現在の会社で働き続けたい気持ち」が、かなり低くなっていることがわかります。「出世はあきらめた。けれども、いまの会社にもこれ以上いたくない」という心境が読み取れますが、一方で目下の人材マーケットでは、転職のチャンスは四十歳前後から一気に低下します。
(本文より)

 この内容に納得。組織内で出世し、思うように働くことができる人はいいのかもしれないが、そうでない人は、自分の先が先細りしているのが、なんとなく見えてくる。(私がいるのは、組織というほど大きなところではないが。) 
 自分のやりたいことが明確になってきて、トップの人との考え方の違いもあらわになってくる。
 その状況に折り合いつけるか、別の場所へいくか。

 「45歳定年制」という言葉が最近話題になった。仕事人生の折り返し地点で、今までの経験を踏まえて新しい仕事をやっていくのも、1つの選択肢だろう。

 ずっと病院で看護師をしていた母が、介護に転職したのも、40代だったそうだ。
「なんで転職したの?」
「その時に介護制度が始まって、新しいことをやってみたかったから。」
そうだったのか。今、初めて知った。
 結局、介護は母には合わなかったようで、職を転々とした後、看護師の仕事に戻った。
「やってみなきゃわからないもんね。」
「あんたも、いろいろやってみたらいいんだよ。」
そうだよね。

もやもやや不安はずっと続いているけど、とりあえず、やるべきことを、ひとつひとつやって、進んでいこう。