コミ小峰

北海道下川町で、森林資源(木材、山菜、実、キノコ、シカなど)や菜園など身近な資源で、和…

コミ小峰

北海道下川町で、森林資源(木材、山菜、実、キノコ、シカなど)や菜園など身近な資源で、和種馬(乗馬しながらの移動手段・放牧による資源循環・セラピー)を飼いながら、食とエネルギーの自給自足・地産地消、資源循環型の持続可能な暮らし、馬のある暮らしを目指しています。

最近の記事

馬と心の対話を体感する「調馬索」

馬は「気持ち」を伝えることで動いてくれる。特に馬と行う調馬索(ちょうばさく)運動は「心・気持ちの表現で言葉を話せない動物と会話する仕方」を馬から教わることができる。  筆者は2015年から北海道下川町で、北海道和種馬(通称・ドサンコ)のハナを飼っている。日々、ハナと調馬索(ちょうばさく)、乗馬、ひき馬、馬そりなどでコミュニケーションと運動を楽しんでいるが、3年以上前から、馬の世話や調教を学びたいという声も増え、町内の方々に教える機会も増えた。 最も基本となるのが「調馬索運動」

    • 下川町でお金ではない域内循環を

       お金を稼ぐことが優先される社会によって、世の中がだんだん、おかしくなっている気がする。お金を得るために過剰生産や過剰消費を促し、気候変動や争い、過剰な労働など悪循環を生み、結果的に暮らしづらい社会に向かっているのではないか。  お金はそれ自体に価値があるわけではなく「互いにできることを提供し、支え合うための道具、感謝を表す道具」であるはず。  人類が生き続けるため、本来の「お金」の意味、持続可能な暮らしの在り方を見つめ直す時期にあると感じる。 生きていくために大切なことは

      • アイスキャンドルの思い出

        北海道下川町発祥の氷で作ったランプシェード「アイスキャンドル」。 下川町ではマイナス20度以下にもなる、厳しい冬の寒さを生かし、あちらこちらにアイスキャンドルをともして、もてなしながら冬を楽しんでいる。というのが原点だが、最近は作る家庭が減って、アイスキャンドルをともすのは冬のイベントシーズン、イベント会場がメインになってきた。 アイスキャンドルは全道・全国に広がり、イベントだけで見ると下川町以上に多くのアイスキャンドルをともしている地域もあるが、下川町のアイスキャンドルの魅

        • 自分の考える住みやすい暮らし

          2021年、小学校の授業で、愛馬ハナと一緒に学校に招いていただき、以下の質問に答える機会がありました。これはそのときに整理した回答案です。 ①考える住みやすい下川の町(理想)食べものや水、燃料資源など、人が生きるために必要なものはすべて森林が育んでくれる。それを大切に守って生かすことが、最も便利で環境にも人にも無理のない、持続可能な豊かな暮らしだと思っている。 森林の中に家や店、施設があって、多様な動植物が生息し、森林から得られる身近な恵みを持続可能な形で生かしながら、みん

        馬と心の対話を体感する「調馬索」

          『サラリーマンでも馬は飼える』

          下川で身近な自然を生かしながらそんな家庭が増えたらいいな、「自分もできるかも」と思ってもらえたらいいなと思って『馬のある暮らし』へ活動しております。 自身は記者をしながら馬を飼い、馬と共存した暮らしを目指している。 「馬を飼いたい」という夢を抱く方も多い。 馬は放牧場所と飼いたいという思いがあれば、仕事をしながらでも十分可能です。 馬と共にいる暮らしが当たり前のようになってほしい、そんな思いも込めながら、何かの糸口になればと思い、書き記していきたいと思います。 馬を飼うハード

          『サラリーマンでも馬は飼える』

          愛馬に乗って買い物IN下川町

          馬のある日常を根付かせたい。日々、愛馬ハナ(ドサンコ)に乗って、 さまざまなところへ出かけていますが、昨年から乗馬でまちなかへ出かけ、買い物もしています。 愛馬と自分の経験を積み上げる、馬のある暮らしを日常化するといった狙いもありますが、最近はこの時期、頻繁にまちなかへ乗馬で買い物をしています。それは、新型コロナウイルス感染予防のため、自粛生活が続き、地元商店街が静まり返り、日常の中でまちなかを和ませたい、元気づけたいという思いもあるからです。 ティッシュペーパーを切らして

          愛馬に乗って買い物IN下川町

          田舎にある便利な暮らし(自己紹介)

          田舎だからこそ、ある便利で豊かな暮らし。北海道下川町へ移住した経緯と今を自己紹介を兼ねて紹介したい。(2020年に移住希望者へ回答した原案) 北海道下川町に来る前のこと。(過去) 福岡生まれ、大阪や東京の都市部で育ち、実家は埼玉県川越市。 高校時代、将来を考えたとき、お金に依存した東京の暮らしに疑問を感じた。 お金は取引や支え合いの道具で、それ自体に価値があるわけではないので、 お金を得ることではなく、食糧やエネルギーなど暮らしに必要なものを得られる環境が大切だと思い、

          田舎にある便利な暮らし(自己紹介)