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大して苦しくないけど、苦しいと吐いてみる。

今朝、自分の鎖骨が綺麗で思わず写真を撮った。
写真を送りつけた人から「痩せたの?」と聞かれて、「肩回してたら出てきた!」と答えた。
私の回答は正確ではない。体重的にはわずかではあるものの落ちてはいる。
でも今の私にとってそんなちょっとじゃ何も変わらない、もっと落ちてからが落ちたと言えると思っている。

私はもう、過去のように痩せることにこだわらないでいられる自信がある。
とても生きづらいから。
どんどん悪循環にハマるから。
綺麗でも健康でもなんでもなくなるから。
怖いし、避けたい。だからご飯もいっぱい食べている。
でもどこか、もう少し痩せたいと願い、それが安易な方向に流れなくもないと思う自分もいる。
どうしてこうなってしまうんだろう。


過去の異常な自分(中高生)

過去の私は、多分摂食障害の一歩手前くらいまで来ていた。
体重や目にみえる結果でしか自分を肯定できなかった私は、
対自分軸でも、対他人軸でもとても生きづらかった。
原因は元々の完璧主義な性格と中学受験の失敗や得意だったサッカーからの離脱と部活での挫折、女の子らしさへの憧れなど自分への自信のなさが根本にはあったと思う。
加えて当時は友達なんて本当に数人しかいないと思っていた。
そして学校のみんなバカだと思っていた。(過激)
毎日が退屈だった。
でも多分本当はとても寂しく、みんなが羨ましかった。
結果として、体重しか信じられなかったし、ダイエットでしか自信が持てなかったのだと思う。
一番はダイエットへの執着という形で露呈したけれども、その他にも一番近くにいてくれる地元の人と付き合ってみたり、違う学校の人とTwitterで出会って付き合ってみたり「彼氏」という存在に依存していた。

<自分の体の状況と認識>

  • 身長:157cm

  • 体重:39〜40kg

  • 当時の認識:まだまだ通常でまだまだ痩せないと・・・

<当時の生活と自分の考え>

  • 体重への執着:朝晩と体重計に乗り、100gに喜び、100gに泣いた。

  • 謎ルールの食事:ご飯は極力食べたくなかった。

    1. 正義の食べ物:きゅうり

    2. 食べてもいいもの:カステラ2切れ

    3. 食べたいものがあれば噛んで口から出していた。

    4. 母が作ってくれるお弁当も夜ご飯も全然食べたくなかった。

  • ストイックすぎる筋トレ

    1. 自分のルーティンの筋トレ

    2. 学校の帰りは2駅分歩いていた。

  • 謎の行動

    1. リビングで天井に向かってジャンプ。シャンプの高さで体重を感じていた。

    2. 手首を握る癖。太ってないか・・・礼拝や授業、登下校、すぐ触ってしまう

  • 自分でも恐れながらも手を出したもの

    1. 利尿作用のあるサプリ

    2. 下剤

<自分の完璧主義が祟っていたと感じる日常生活でのルール>

  • 毎朝6時52分に家を出て、7時3分の電車に乗り、駆け足2分で乗り換える。7時25分には着席する(✖️6年間)

  • 階段はつま先だけで登る

  • テストは100点以外いい点数じゃない。

  • 暗記物は覚えるまでお風呂から出られない(英単語や百人一首)

  • 頭をぶつけたり叩かれたりすると、バカになっていないか文章や計算を暗誦する

異常さからの脱却(大学生)

高校卒業目前、急に過食気味になり体重は17kg増加した。
自信を失うほどぽっちゃりしてしまった私だったし、これまでの自分だったら死にたいくらいになっていたのだけれど、大学に入学した私は体重に一切囚われなくなった。友達もできた。臨機応変な時間軸で生きられるようになっていた。GPAにも執着しなくなった。
何でかは分からないけれども、恐らく世界が広いことを知り、自分を気持ち悪がらず面白いと思ってくれる人に出会い、好きなことを見つけたからだと思う。
自分は一切努力をしていないので、本当に他人頼りだったけれども、難なく異常さから脱却できた私はとにかく楽しく暮らすことができていた。
友人からは、「自己肯定感が高い」とこれまでの自分とは真逆の評価をもらったし、私自身も自分のネガティブさまで肯定できる自分になったと自負していた。
もう体重にこだわることも、異常なほどマイルールにこだわることも、「彼氏」に依存することも一切なくなっていた。ダメな自分も受け入れられるようにもなっていた、

不安定な自分を再発見(社会人〜今)

社会人になってからは営業成績に執着を始めた。
気づいたら体重ではない別の数字に自分を見出していた。
加えて、恋愛依存は形をかえ肉体関係に依存し始めた。
社会人になって、お酒で記憶を飛ばして男の人と寝てしまうということが発生してしまうようになった。学生時代から今もずっと同じ人と付き合い問題もなく幸せに過ごしているにもかかわらずどうしてもそんな関係に縋ってしまう。
(他人からした浮気かもしれないが、自分は恋愛感情なく、何も気にていないのでそこは一旦置いといてほしい。)

このような不安定な自分に気付いてはいるものの、私の身を置く環境は引き続き幸せである。だから一層なんでかこんな状態になっているのかさっぱり分からない。

ただ、最近北海道に引っ越しをした。
営業以外では縁もゆかりもないない土地に、同僚も誰もいない、私一人で生活を始めた。
幸い彼が一緒に住んでいるものの、仕事では孤独で、プライベートも友人は誰もいない。

加えて、彼との関係についても、結婚の話が進んでいたがいろんなことがあって一時中断している。
何も考えなければ幸せだけれど、考えようと思えば不安なことだらけだ。

気付いてしまった

そして今日、くっきり見え始めた鎖骨を綺麗と思った。
実は、最近の自分の癖も認識している。
気づけば、指輪をくるくる回して指の太さを確認したりしている。
気づけば、強く手首を握りしめて手首の太さを確認したりしている。

私はもう、過去の自分には絶対になりたくない。
だから吐かせてほしい。
本当は今、苦しいのかもしれない。



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