【カフェ・バー開業】美味しいカレーを変換する①<視覚編1>
結論:配膳時に隣席にも聞こえるような「ジャーン」
VOL.72
コマッチです。
Twitter : @komatchi77
東京の中野という街で、カフェバー「ミートコ」というお店を経営・運営しています。出店未経験の素人、かつ計画や情報不十分なままオープンして今年で7年になります。
過去の体験をもとに、小さなお店の開業・運営について綴っています。よろしければお付き合いください。
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【前回までのお話】
カフェやバーで、
ドリンクのみのつもりで来店したお客様に「カレーを注文してもらう」にはどうしたらよいか。
いくら作ったカレーが美味しくても、
味そのものは注文という行動に結びつかない。
「味覚」というアピールポイントを、他の感覚に訴求するため変換する必要がある。
今回は
視覚
についてご説明しようと思います。
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「美味しいカレー」を変換する<視覚編1>
美味しそう!とお客様に「視覚」で思わせる仕掛け。思いつくまま並べてみます。
・写真
・動画
・食品サンプル
・実物
こんなところでしょうか。
順番に見てみましょう。
・写真
これが一番ポピュラーかもしれません。
メニューや黒板、店先に掲示する。
最近はスマホでも充分いい写真が撮れます。現像もコンビニのプリンターで簡単にできます。
コルクボードにピン留めでもサマになります。屋外に設置する場合はラミネートが便利です。
頻繁に入れ替え、もしくは1回限りのメニューなどは100均のカードケースがおすすめ。ハードorソフトのタイプがあるのでお好みで。
もちろん写真はSNSにも活用できます。
美味しそうな写真のコツは
「斜め上から、端が見切れるくらい寄りで」
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・動画
こちらはあまり一般的ではないかもしれません。
SNSへの投稿用ならスマホで簡単に撮れます。10秒くらいの短い動画で、調理中に煮込んでいる動画や肉のジュージュー焼ける音などあると良いでしょう。
また、ランニングコストにはなりますが「デジタルサイネージ」という手もあります。
駅構内などの薄型のモニター。店先にスペースがあったり、通りから見える大きな窓などの設置場所が必要にはなります。
どちらかというと店内のお客様より、店外を通りかかった歩行者向けかもしれません。
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・食品サンプル
こちらも設置場所やケースが必要になります。やはり店外の歩行者向けになると思います。
検索したり、都内にお住まいの方は「かっぱ橋商店街」を訪れてみると専門店があります。ものによってはかなりリアルですが、質と大きさによっては結構な金額になります。
動画と違ってランニングコストにはなりませんが。
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・実物
どういうことか。
これがパン屋さんやケーキ屋さんなら一目瞭然。美味しそうな実物の商品がズラッとならんでいて、直接選ぶことができます。ビュッフェなども同様。
カフェやバーならどうか。
例えば、大皿料理の居酒屋さん方式。
カウンターなど、お客様の目につくところに配置する。目についたお客様が「美味しそうだな」という仕掛け。
また、注文のきっかけとして
隣の席の人が頼んだのが美味しそうだった
というのがあります。
露骨なのはアレですが、
配膳するときに隣のテーブルも意識してみるのもよいと思います。目に入るようにしたり、少し声のトーンを上げるなどの工夫が出来ると思います。
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今回は<視覚編1>のご紹介。
2は何かというと。
文字
です。
次回は美味しそうに見せる文字についてご紹介します。
やはり実物に勝る訴求力が一番強い。
「あそこのテーブルのアレ、なんですか?」なんて聞かれたら、ガッツポーズです。
応援しています。
次回VOL.73
美味しいカレーを変換する①<視覚編2>
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【追記】
前回、
触覚に訴求する、というパターンはあるのでしょうか?
と書きましたが、ありました。
【果物】
これはあり得ますね。
触った結果「美味しそう」
というパターン。
みかんとか桃とかでしょうか。
ちなみにぼくは
アボカド鑑定士
(嘘です。そんなものはありません)
でもそれくらい「あたり」を引く自信があります。
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カフェ&バー『ミートコ』
Twitter
https://twitter.com/meatoco?s=09
Instagram
https://www.instagram.com/invites/contact/?i=1smsmgblqrkbd&utm_content=2xngh7c
中野の裏通りでこっそり営業しているカフェバーです。カウンター中心の小さいお店なので、おひとり様でもお気軽に。 貸し切りは4~6名様より承ります。パーティーや誕生会、女子会など、メニューリクエストも含めて対応致します。ご相談ください。
food 300yen〜/drink 400yen〜
03-5318-9517
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