【カフェ・バー開業】美味しいカレーを変換する①<視覚編2>
結論:美味しい文字情報→材料決定
VOL.73
コマッチです。
Twitter : @komatchi77
東京の中野という街で、カフェバー「ミートコ」というお店を経営・運営しています。出店未経験の素人、かつ計画や情報不十分なままオープンして今年で7年になります。
過去の体験をもとに、小さなお店の開業・運営について綴っています。よろしければお付き合いください。
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前回までのお話。
「美味しいカレー」があったとして、
お客様に注文してもらえないと「味覚」に訴えることができない。
味覚以外の感覚に「美味しそう」を変換しましょう、というお話でした。
そして視覚編1の見た目(写真・動画など)に続いて今回は
文字
についてご説明していきます。
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メニューや黒板、POPなどに書いてある「カレー」の情報での追加注文を狙う。
写真のある/なしによらず、文字はお客様の気を引けるかに大きく関わっていると思っています。
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文字情報
最低限の情報があればOKかというとそうではありません。お客様の気を引ける「美味しそうな情報」を盛り込みましょう。
例えば
カレーライス 850円
これだけ書いてあったら。
頼む方はチャレンジャーかカレー愛好家か、とてもお腹がすいているか。
いずれにせよ、もう少し改良の余地はありそうです。
牛すじのカレーライス 850円
「牛すじ」という情報だけで、
なにか美味しくなった気がしませんか?
もちろん材料として入っている前提です。
牛すじと完熟トマトのカレーライス 850円
だいぶよくなってきました。
「牛すじ」「完熟トマト」あたりが食欲をそそります。
牛すじと完熟トマトの煮込みカレー(白米 or 玄米) ¥850
少しくどいでしょうか。
と、このように。
情報を散りばめることで、お客様にとって「まだ食べてないカレーを美味しくする」ことが可能です。
ぼくの時々とる手法として、
メニューに書いたときの「美味しそうな」文字情報を決めて、逆算して材料を決める」というものがあります。
どういうことかというと、
これはぼくが「料理人ではない」というところに起因するかもしれません。
「味として最善を取る」よりも、
「メニューとして魅力的」を優先することがある、ということです。
ぼく自身の味の好みで言えば鶏肉(チキン)が好みです。
しかし、1品だけ置くなら「チキンカレー」も良いですが「牛すじ」「マトン」「牡蠣フライ」あたりのほうがお客様への印象は強くなるでしょう。
「牛すじ」と決めておいて、そこから味の追求をする。
「至高のカレー」なんてものを作るのであれば、牛肉からチキンから魚介から野菜…と様々なものを試して正解を探すのかもしれませんが。
まずはテーマを決めてメニュー開発するほうがぼくは楽しい。
お客さんの見る文字情報を魅力的にすることを先に考え、その内容に沿ってメニュー開発をするという手法のご紹介でした。
もちろんコストとか旬とかトレンドとか、いろんな他の要素もからみます。アンテナを張っておきましょう。
困ったときは食べ歩き。アイデアが湧きます。
応援しています。
次回VOL.74
美味しいカレーを変換する②<聴覚編>
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カフェ&バー『ミートコ』
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中野の裏通りでこっそり営業しているカフェバーです。カウンター中心の小さいお店なので、おひとり様でもお気軽に。 貸し切りは4~6名様より承ります。パーティーや誕生会、女子会など、メニューリクエストも含めて対応致します。ご相談ください。
food 300yen〜/drink 400yen〜
03-5318-9517
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