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暮らしのコト

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日々の暮らしのコト
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神秘的な植物。

我が家のバルコニーでは、モンステラがすくすく元気に成長中! 昨年の5月、せっかく広いバルコニーもあるし、と我が家の緑化計画を始めました。 同じ時に買った、ジャスミンやローズマリー、 バジル(お料理に使えて実用的だと思い)は、 わたしの育て方が悪く、残念ながら枯らしてしまいました。タイの日差しは季節や時間によっても違うので、太陽を好むからといって外に出しっぱなしもよくないようで、日陰に移したり、時には家の中に入れてあげたり、植物を育てるのは難しいなと感じました。 ただ、この

味覚ひろがる、喜びと楽しみと。

「あなた、タイ人!?」 先日、料理教室でタイ人の先生に言われて 何だかとても嬉しかった言葉。 というのも、私がとある野菜を 「おいしい、おいしい…!」と 感激して食べていたから。 何を食べたかというと「チャオム」という野菜。 少なくとも私は日本のスーパーで出会ったことはありません。 アカシアの一種で和名は「臭菜」。 「臭菜」と言われるほど独特の臭いと棘が特徴。 新芽の柔らかい部分を食べます。 どんなにおいかというと、温泉の硫黄臭さといいましょうか。まぁ、臭いです、たし

土鍋×電気コンロで美味しく玄米を炊く方法。

昨日、とても上手にごはんが炊けました。 それだけでなんだか嬉しくなる。 我が家は、電気コンロ×土鍋で玄米を炊いています。海外のキッチンは電気コンロが多いみたいですね。 タイに来て一年とちょっと。 じつは、ごはんを安定して美味しく炊けるようになるまで、とても時間がかかりました。 というのも、コンロが電気コンロなので、 肝心の火加減が分からないんです。 なので、ぼそぼそだったり、べちゃべちゃだったり、焦げ焦げだったり…毎回、炊き加減が変わってとにかくへこんでました。 でも、

つぎは、どこへ旅をしようか。

お正月は家でしっぽりと過ごしました。 タイにいても、おせちやお蕎麦、お雑煮などを いただいて日本にいる時と変わらない年越し。 ありがたいことです。 のんびりごろごろしながら、気持ちはつぎの旅先へ。さてさて、今度はいつ、どこへ行こうか。 年末のプーケット旅行は楽しかったなぁ。 間近では、4月のソンクラン(タイの旧正月)、 日本と違って長い長い子供の春休み…。 以降も、タイ政府が国内旅行促進を図るため、 特別公休日をあらたに設定することがすでに閣議決定されていて、例えば、7月

2023年のわたしへ

数年前まで、今年の抱負なるものを 年初めに書いていたけれど、 最近はとんと書かなくなってしまった。 そんな今年のお正月。 親友が、一年後の自分にあてて手紙を書き、 元旦にそれを読むということを毎年している、 と聞いて、それは抱負を書くよりも何だか、 おもしろそうだなと感じた。 手紙を貰うこともめっきり無くなったし、 海外にいるから年賀状も届かない。 自分から届く手紙。しかも、一年後に。 タイムカプセルみたいで、なんかいい。 早速、便箋と封筒を用意する。 文房具好きという

バルコニーを、寛ぎ空間に。

現在、私がタイで住んでいるマンションは、 南向きの大きなバルコニーがひとつ、 西向きの小さなバルコニーがひとつと 計2つのバルコニーがあります。 小さいといっても日本に住んでいた時よりも、 はるかに大きく奥行きもあるので、 ここに椅子やテーブルを置いて、読書したり、 コーヒーを飲んだり、夜はお酒をいただいたり… そんなふうに過ごせたらいいな、 とずっとイメージだけをもくもく膨らませていました。 来タイ間も無くの頃、私が最初にやった バルコニーアレンジは、じつにシンプルです

きっかけは、きっと些細なこと。

ついに出てしまいました、非常事態令。 バンコクを始めタイ全土で感染拡大が急激に進んでいたので、避けられないなとは思っていましたが。 コロナに限らず、こういった情報は在タイ日本国大使館より在住邦人や滞在者宛に一斉メールが来る仕組みになっています。 今回も、タイ政府から発出された非常事態令をもとに大使館で和訳、私たちにお知らせが届きました。(大使館のみなさん、いつもありがとうございます。そしてお疲れ様です) 以下は、4月17日(土)に届いたメールより一部抜粋。 ---- ・

小さなアウトプットを、紡いでいく。

ここ数日、noteでのアウトプットのリズムが整ってきたように思う。 というのも、心地良く書き進めていくための自分なりのルール、カタチのようなものが掴めてきたからだ。 正直いままでは、いきなりnoteを書き始めると、頭が真っ白になってしまうことや、きちんとしたものを書かなければという自分への妙なプレッシャーで、なかなか思うように筆が進まないことも。 ここ最近、試行錯誤して自分なりにしっくりきている書き方は、日頃からの小さなアウトプットを紡いでリライトするやりかた。 具体的

「貴方も窓を開けて」バルコニーからはじまる、新しい一歩。

バンコクに来て2ヶ月が経ちました。 とはいえ、9月下旬から10月上旬まで、ホテルで2週間の隔離生活を送っていたので、バンコクでの生活を本格的にスタートしてからは1ヶ月ちょっと。お陰様で生活リズムも整ってきました。 文化・慣習の違い、言葉の壁など、その間も目まぐるしく色々なことがあって、その度に書きたいことがどんどん溜まり、書かなきゃ書かなきゃという焦りの中、でも時系列で「ちゃんと」書きたい…とモヤモヤしていたのですが、、、 もう、そんなのやーめた! 書きたい時に、心が動

人は、異なる色彩を放つ、多面体の鉱石のようなもの。

働く人としてのわたし、 さまざまなコミュニティにおけるわたし 孫・子としてのわたし、嫁としてのわたし、 母親、妻としてのわたし、 そして、個としてのわたし。 わたしが持つ顔。 どれも紛れもない自分。 そのときに、やりたいこと、 私だからできること、やるべきこと、 一定ではなく、その比率は変動する。 その変動やゆらぎが、自分らしさ のような気もする。 自分のアウトプットしたことを眺めてみると、 自分の思考が、いまどこを向いているのか、 その濃淡もよく分かる。 Twitte

学校教育の、いま。

先日、息子の学校の保護者会に行った。 入学して最初の集まりだった。 4月以降の教育について、子供たちの様子、 これから来る夏休みのこと、PTAクラス代表の 選出。主に、そんな議題だった。 この春から、小学校の評価項目が変わった。 まず、冒頭に今年度から学習指導要領がかわり、 教育方針や評価の方法も変更になるとの 説明があった。 評価といえば、夏休み前の通信簿。 通信簿の記載内容も、当時どんな評価だったか、もはや記憶にないけれど。 例えば、いままでは、 ◯思考、判断、

僕の好きの半分は、恐竜でできている。

先日、車で出かけた時のこと。 近くの踏切で、めずらしく信号待ちを することがあった。 右、左、右。 3回は電車が行き交った、とおもう。 隣で息子が「今度はこっちから電車がくるぞ」と、喜んでいる。 そういえば、息子がもっと小さい頃。 電車が好き、というよりも、踏切が異様に好きで、何度も何度も踏切の前を、 通らされた記憶がある。 カンカンカンカン…、という音、 降りてくる遮断機、 通り過ぎる電車。 この一連の流れが、どうやらお気に入りの 様子だった。 踏切前で、一時停車する

雨の日、散歩のすすめ。

ザァーザァー、 ぽつぽつ、しとしと、ぱらぱら… 雨音を表すオノマトペは、いろいろ。 日本は、雨の多い国だから、 雨音の表現も豊かだなぁと思う。 英語だと、どう表現するのかなぁ、なんて 考えるのも愉しい。 今日の雨は、しとしと。 弱くなったり、時折止んだり。 今日はあまり風がなかったから 真っすぐで、白い糸みたいな雨だった。 今朝、ジョギングから帰ってきた主人が 「紫陽花が、すごくキレイな小径をみつけたよ」 と教えてくれた。なんだかうれしい。 一緒にみつけたという近くの

雨の匂いが、好き。

雨の匂いが、好き。 DNAレベルで何か、感ずるものが あるのだとおもう。 ペトリコール。 地面から立ちのぼる、あの匂いの正体。 ギリシャ語で「石のエッセンス」という 意味らしい。 嗅覚と記憶は、つよく結びついている。 雨の匂いがすると、小さい頃を思い出す。 庭の草木が、雨に濡れて青々としていたこと。 葉っぱから滴るしずくを、ずっと見ていたこと。 大きな樽に、雨水がたっぷり溜まっていたこと。 お気に入りの赤い長靴のこと。 雨が上がる頃、裏山がもやで霞んでいたこと。