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「好きな本を紹介するプレゼン」の講義資料#4

前回から第2回目の講義に入り,各自がプレゼン資料をつくっています。今日は,この講義の後半,プレゼン資料ができた後のことを紹介します。

プレゼン資料の印刷ができて,これで発表ができる,となったら次は発表順を決めます。決め方は乱暴に「早い者勝ち」。教員側の準備は次のような表を持っていくことです。発表は2回,あるいは3回に分けて行ったので,その時の状況や人数に応じて枠を割り振っておきます。

発表順を記入するための表をpng形式にしたもの(実際はA3に印刷)

教員のプレゼンチェックを通ったら,空いている場所に名前を書いて良いこととします。そのままだとトップバッターが決まらないので,最初の方に発表する人にはボーナス点をつけることにします。最初はこんなやり方で大丈夫かな,と思いましたが,案外トラブルなくできます。順番がかぶってしまったとかの事故なく割り振るにはアナログ方式が良いです。

順番を決めたら,スライドのファイルを提出してもらいます。ここは,講義をする場所の環境によって変わるところだと思いますが,私が講義をした時には全ての実習機からアクセスできる共有ドライブがあったので,そこに「第1回」「第2回」とフォルダをつくり,その中に「発表順_名前.pptx」の形式に名前をつけたスライドのファイルを入れてもらいました。このようにしておけば,発表順にスライドが並ぶので,全員提出できているかチェックするにも発表当日にも便利です。

縮小印刷したスライドは,今回は回収せず持ち帰ってもらいます。この紙を見ながら発表ができるように準備しなさい,という意味です。発表の際は,準備した原稿を読み上げることを強制はしないし,禁止もしません。メモを見ても良いし,見なくても良いけど,なしでできるならなしの方がいいよ,と指導します。ただ,持ち時間は5分なので最低3分はしゃべってね,というルールです。

1人5分で15人発表すると75分かかります。講義は90分なので時間に余裕はありません。発表を円滑に進めるために,スライドは全て1台のパソコンに保存し,スライドの準備は全て教員側で行います。スライドのページ送りも発表者に合図を送ってもらい,教員が行います。座長も,タイムキーパーも兼任です。学会発表のように,残り2分と1分のところで合図をします。なかなか忙しく,じっくり発表を聞いて評価することはできないのですが,そこは学生に相互評価してもらうので,わたしが頑張らなくても良いところです。スライドを送るタイミングを間違わないように学生の発表を聞き,発表の最後に何か一つ質問をする,それが発表会の時のわたしの仕事になります。

次回は,学生に相互評価をしてもらうための評価表について紹介します。



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