そもそも理系大学院って行くべき?@人生の目的

こんにちは、某関西国公立理系大学院2年生です。

今回は、大学院に進学するべきか・就職するべきか、を考えている理系大学生に発信したいと思います。

結論から言うと、大学院に行くにしろ、就職するにしろ、就職活動を行ってから考えろ、です。大多数はこの悩みを大学3年次に本格的に持たれると思いますが、この時期に就職活動を行うメリットがすごく多いです。
今回は大学院1年次に初めて就職活動を行った私が肌で感じた、大学3年次から就職活動をするメリットを、端的に紹介します。

●メリット1:自己分析を通して、自分の将来やりたいことや人生の目的を見つめ直す機会になる。その目的の手段として就職するか大学院で学びなおすか、明確になる。(これが本当に大事)

●メリット2:就職に失敗したとしても、大学院進学することで再度挑戦できる機会がある。また一度簡単にでも経験することで、大学院次での就活で大変有利です。

●メリット3:常に幅広い視野を持って自身の仕事(研究)に打ち込める。つまり、就職せずに進学した場合は、ビジネス視点を持ちながら研究ができる(一般的な大学院生は、ただ研究をするだけ。本当はビジネス視点で研究を行う研究者が求められる)。
進学せずに就職した場合は、大学四年次の勉強を就職先で役立たせたいと言う考えが生まれる(そこから進学すると言う道もある)。

以上となります。本当は、メリット1を言いたいために、この記事を執筆しました。なぜ働くのか、なぜ研究をするのか、その目的を明確に持つことが人生を有意義に過ごすために非常に大事です。

私の進学理由と就職活動
私は、周りのほとんどが大学院に進学するからと言う理由で、自身も進学しました。大多数の方はそうじゃないでしょうか。

初めは研究が楽しかったです。しかし途中で行き詰まる時が必ず来ます。その時に、そもそもなぜ自分は多額の時間やリソースを使って、この研究をする必要があるのかと言う考えを持ちます。その明確な答えを見つけることができませんでした。

私は、大学院1年次に就職活動を行い、自分なりの人生の目的を見つけました。しかしそれは、全く自分の研究に通じていないことでした。就職先は、自分の研究分野とは全く違う新たな分野に進むことに決めました。

人生の目的、やりたい方向感が見つかれば、自分の生き方に迷いが生じた時に、判断軸になるため、非常に生きやすい。

最後に
これから大学院進学や就職に迷いを抱いている学生さんは、ぜひ一度就職活動を経験してみてください。そして、人生を通してやりたいこと、方向感が決まれば、自ずとやるべきことが見えてきます。

それは、就職かもしれないし、博士課程進学かもしれないし、起業かもしれない。やるべき方向を明確にせずに、ただ単にみんな行くからと、のうのうと大学院に進学し、やりたいことかもわからない研究に時間を使うことは、本当時間の無駄!!

ちなみに私は大学院に進学して本当によかったです。進学したからこそ、自分が将来やりたいことや方向感を見つける判断材料になったので。では!!


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