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突然の別れにしないために

今朝方Twitterで、安倍首相の「小中学校休校要請」を知った。
すぐに教育関係の人のつながりに連絡とってみた。
自分の地域では午前中に校長会が開かれることになっていたので、その結果を待っていたら、「3日から17日まで休校」ということ、卒業式は行うけど、参加者制限ありと言うこと、児童館はすでに申し込んでいる子は受け入れ有りだということと、地域で罹患者がいないので児童館は開館すると言うこと、が地域に通達された。

昨年の今ごろのこと

昨年の3月まで、私は常勤講師で小学校の音楽・家庭科専科担当だった。
だから、3月に入ってからは毎日卒業式の歌練習と、一方で家庭科で6年生主催の「感謝の会」の準備を子ども達としていた。

感謝の会は確か3月の6日頃だったと思う。自分たちで中身を決めて準備し、当日流す映像をグループごとに工夫して作成していた。

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もしこれが、去年のことだったら、そういう子ども達の活動は安倍総理のひと言で消えていたし、卒業式での立派な姿も見られなかったんだろうと思うと、何ともやるせない気持ちになる。

突然のお別れ

月曜日1日投稿してあとは休校となると、卒業式まではもう6年生との関わりもなく、6年生は最後にみんなとの思い出を作る余裕もなく、「お別れ」になる。他にもこの3月で移動する先生達や、親の転任で転校する子ども達も、心準備がまったく出来ないままに突然の「お別れ」になる。

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総理発言を受けて地元の教育関係者が決めたことだからとはいえ、もう少し何とかならなかったものか。

もともと、子ども達はあまり地域から出ることは無い。
この地域で罹患者がいない以上は、子ども達にはうつる可能性はとても低い。

この非常事態を好転させる

ウイルスを持ち込むとしたら患者の多い地域からの移動のある大人たちの可能性が大きい。学校を休みにするよりも、大人たちの仕事を出来るだけ休みにする方が早いのではないのか?(もちろん、その休みになった分の補償などは必要だけど)

そうしたら、学校の休校は、思いかけない「家族の時間」のプレゼントになる。そして、今ICTが盛んになっているし、スマホでも何でも「ZOOM」のようなオンラインミーティングのツールがあるのだから、そういうのを活用しながら学校の授業を受ける体制を整えることも出来る。(ZOOMは100人まで対応出来るツールだから、一クラスの人数ぐらいは一緒の授業は十分可能)

親子で先生の授業を、お家で受けることが出来たら、「学校」というものがもうちょっとオープンになるし、学校のあり方や見え方も変わってくるような気がする……

☆これも昨年の今ごろ、学校全体にテレビ放送のしくみがなかったので、ZOOMを使って各教室のPC+プロジェクタをつないでインタラクティブな校内放送をした。ZOOMは無料だし、学校が有料登録していれば時間無制限で繋げるし、スマホでもタブレットでもPCでも繋げる。

忘れられない2020年の年度末に

こんな場当たり的な対応じゃなくて、それなりの体制を整えられたら、ある意味「これ以上ない思い出に残る年度末」を迎えられるチャンスでもあったのになぁ。(いや、これからでも遅くない!今からでも出来る。)

各学校、そういう体制を整えて各家庭とオンラインで繋がるようにしたら、「突然の別れ」にならずにすむ。

朝からずっと、そんな風に「今の自分にできる事」を一生懸命に考えています。でもそうやってみんながこの状況を乗り越えるアイディアを出し合って、うまく乗り越えられたら、今までなかなか風穴を開けることが出来なかった「学校教育」に、新しい風を入れることが出来るんじゃないかと密かに考えてもいます。

いろいろな人たちが笑顔で過ごせる世の中めざして、これからも発信続けていきます!是非サポートお願いします。😊