見出し画像

バラバラだった家族に幸せを運んできてくれた、イオンモールのあの子。


おはようございます。

早起きして朝散歩をしていたとき、

「ほんと、うちに幸せを運んできてくれたよね」と

いつものように母が呟き


目の前でお尻をふりふり歩く、2匹のわんちゃん。🐕🐕‍🦺
2匹とも雑種で、縁あって保護施設からうちにきてくれた中型犬です。

でも、うちは元々20年近く
社宅に住んでおり、
絶対にわんちゃんは飼えないお家だったんです。

それが、気がついたら毎日のほほんと
わんちゃんと暮らしています。


わんちゃんを迎えるまでは、

👨土日も無く毎日激務に追われる   ”触れるな危険・保険営業の父”
👩子育てと銀行の業務に追われる   "歩く地雷・銀行員の母”
👦絶賛思春期でストレスは下の兄弟に ”the 理不尽・兄”
👧同上               "the 思春期・私"
👶ストレスの終着点         ”かわいそう・弟"

夕ご飯の時ですら

しーーーーーーーーーーーーん


として誰も何も話さないような、冷え切った5人家族でした。

でも、イオンモールでの1匹との出会いが
今の朝からゲラゲラうるさいあったかな家族に変えてくれたんです。

その子はうちではない、他のお家に引き取られて行きましたが

その子との出会いが、
うちの家族を180度、好転させてくれたんです。




①母に「ついて来て欲しい場所がある」と言われた日


それは突然のことでした。
週8で活動する、強豪校で部長を務め

バブル期の営業マンのような生活をしていた私、こと
the思春期👧は
深刻そうな顔つきの母に連れられて、イオンモールに来ていました。

(え、そんな深刻な感じで、イオンモール。。。?)

と思いながら
ただただ行き先を話したがらない母の後ろをついて行きました。



行き先は、イオンモール内の
ペットショップでした。



特に動物に繊細なところのある母は、

「命の売り買いをするなんておかしい!!!」と

普段から絶対に立ち寄らないのが、ペットショップという場所なのです。


(おかしいな。。?)と思いながらも中に入っていくと

ガラス張りの小分けした部屋の中には沢山の子犬が。

両手に収まるほどのサイズで毛もふわふわ。

ちらりと値段を見ると、数十万の値札がずらり。



「この子がね。。。ずっと、ここにいるの。。。」



泣きそうになりなる母がそう言って指差す方向には
1匹の大きな柴犬がいました。




②大きくなったペットショップの柴犬ちゃん

「わんわん!」

周りの子犬たちが興奮して走り回ったり
尻尾をぶんぶんと回したりしている中、
その子はただただ静かに立っていました。

母「この子だけ成犬になってるの。。。。見てこの値段。。」
そこには他の子犬より一桁少ない値札が下がっていました。

2人でじっと見ていると、1人のお姉さんが近づいてきて、
抱っこさせてもらうことになりました。

母が、この子だけ大きくなっていますね。。と呟くと

ショップのお姉さんは
「私ももう6匹もうちに迎えちゃってこれ以上は飼えないんです。。笑」

と三人で寂しく、柴犬ちゃんをただただ撫でていました。

(※大丈夫です!とてもハッピーエンドなお話です!!)


③お父さんに言った冗談が世界を変えた日


その日の帰り道、とぼとぼと歩いていると
母が一言。


「そうだ、お父さんに言って、この社宅をペットOKにしてもらおう‼︎」


とぼとぼ
とぼとぼ
とぼと。。。。。。。。。。。。。ん??え??


え、お父さんいち社員だよ笑
社宅の規則を変えてもらうの? と鼻で笑う私。!

  「いける、そうだ‼︎ あの子が連れていかれる前にうちで飼えばいんだ‼︎ そうだ‼︎」

と隣で鼻ふがふが言わせる母。🐖


そしていつものようにリビングでお父さんがまったりしている時、
母が小声で
  「今だよ!お父さんに言って!!」

  (いや私が言うんかーい)


「・・・・・・・・・・・お父さん、実は〜〜で〜〜の柴ちゃんを見てさ、
こ、このうちでペットOKになるように上にかけ合ってよー!!!笑汗」


もう半ばやけくその私。

言った!!と期待キラキラの母。





そして父の一言。





「父さんも実は柴犬飼いたかったんだ」








 ・・・・・・・にゃにぃ!??









④次の週には決まってた



それからの父と母の行動力といったらすごいのなんの。
流石に社宅の規則を変えることはできなかったみたいだけど

その話をしてから一週間後には

     母父「今日新しい家見て来たから(👍)」

って言い放ってた笑


つまり、柴犬ちゃんをうちに迎えるべく、社宅を出て家を借りるというのである。。!


いやどんだけ柴ちゃん飼いたかったの。。。。お父さん。。。


そしてまた毎日部活に追われる私を置いて
一ヶ月後には数駅離れたところに家を決めてた。




・・・・・・・・・・・・すごすぎる!!!




⑤柴犬ちゃん、 「「「いらっしゃーい」」」


新しいお家が決まって何もかもトントン拍子に決まっていたある日。

母がまた少し寂しそうな顔で言って来ました。



「実は今日、例の柴ちゃん見に行ったんだ。。。。。。。。でもね、





もういなかったの、柴ちゃん。」






!!!????

まさか、と最悪の結末を瞬時に思い浮かべた私は、正直声も出ませんでした。




   「一軒家のお家に引き取られたんだって。。。。。」




・・・あれ?

え、引き取られたん。

しかも一軒家て。

うちより好条件やん笑(うちは賃貸の集合住宅)





よかっっっっっっったぁーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!


しかも、母の話では、
柴ちゃんが引き取られた後に柴ちゃんの事を心配して聞きにきた方が

なんと
3人もいたのだそうです。

「あの大きくなった柴ちゃんは、どこに行ったんですか。。?」

と、
ずっと心配していた方が3人もいたんですって。


なんて優しい世界なのかなと、単純ながら思ってしまいました。


うちが無理に何かしなくても他の方がまた救いの手を差し伸べていたのかもしれないです。




そして!

引っ越しを終えた日から
父は保護犬施設に通い、


イケメンすぎる柴犬似のわんちゃん🦮と

可愛すぎる真っ黒なわんちゃん🐕‍🦺を迎えて


家族7人でうるっさい毎日を過ごしています。

毎日お散歩でふりふり振るお尻や

むむむむーーとうんちに踏ん張る2匹をみるたび

「この子たちが、家族に幸せを運んできてくれたね〜」

と笑いあう日々です。


特に、何か得られるわけでもなんでもないこの記事ですが、
最後までお読みいただき本当にありがとうございました。笑

今日も皆さん良い1日になりますように!










この記事が参加している募集

#これからの家族のかたち

11,424件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?