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読書note

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【読書note No.9『エロティシズム』】

【読書note No.9『エロティシズム』】

大人の動画に毎度お世話になっている私が、ずっと考え続けた事がある。

エロとは何か?

という事です。

エロい事=不謹慎な事、語る事はタブーと一般的に言われています。

でも、本当にそうでしょうか。

作家澁澤龍彦が責任編集のもと、出版された『血と薔薇』(1968年)という雑誌があります。※現在は、文庫になっています。

冒頭宣言の中の一つに、次のような事が書かれています。

この宣言は、的を得

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『コーラン』を読み終えて

『コーラン』を読み終えて

今回、紹介する本はこちら。

まず、『コーラン』ってどんな書物なのかを簡単に説明する。

『コーラン』(実際の原語だと、クルアーン)とは、イスラーム教の聖典。そして、神アッラーが預言者ムハンマドに啓示した教えを記したものである。

クルアーンとは、読誦(どくしょう)・暗誦(あんしょう)を意味し、声に出して読むべきもの、と言われている。

以下の動画は「開扉(かいひ)」と呼ばれる冒頭の章の動画。アラ

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『コーラン』を理解するためには、文化的背景を知る必要があることを知る

『コーラン』を理解するためには、文化的背景を知る必要があることを知る

本日、紹介するのはこちらの本。

この本は、日本人に馴染みのないイスラーム文化の本質を読み解く本だ。

この本を読み終えると、並行して読んでいる※『コーラン』の内容がよく分かるようになった。

※『コーラン』……イスラム教徒の聖典。

というのも、『コーラン』に書かれている文章を理解するには、その文化的背景を知る事は避けられないからだ。

著者は次のように言う。

実際、『コーラン』を読むと、「こ

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