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もうすぐ2歳と保育園

もうちょっとで2歳になる娘。
世界が自分を中心に回っているかのように振る舞う。毎日が楽しくてしょうがない!HAPPY!という姿は見ていて眩しい。
基本が根暗な私からほんとに産まれたのかと疑わしいほどの、ひょうきんでお調子者。

そんな娘は、0歳11ヶ月から保育園に通っていて、朝7時半に家を出発し、夕方は17時まで、毎日保育園で過ごしていています。

この春で保育園に通い始めて1年。
子供を預けて働くことへの葛藤や子育てについて。



期待半分と、不安半分

入園前の私は、期待半分、不安半分。
毎日保育園で楽しく過ごしてほしい、娘にお友達できるといいなあという新生活への期待。
そして、1歳にもならないうちから保育園に行ってもらうことへの葛藤。 


私は働くことが好きです。
子育てもしたい、仕事もしたい。
バリバリ働く格好良い母を目指そうと思って、仕事復帰を決めました。

働きながら子育てをすると決めたけど、葛藤と後ろめたさを感じていたのは、私が専業主婦だった実母を「母たる姿」の手本にしていたからでした。

私にとっての「母親」とは、学校から家に帰ると出迎えてくれて、美味しい料理を作ってくれた、母の姿を思い浮かべます。それしか知りません。
子供の頃、将来自分がお母さんになったらたぶん、こんな感じ、と思っていた「母親」はそんな母の姿でした。 

仕事と子育てを両立したい、私の目指すところは明確だったのですが、どこかで、そんな母の姿を追っている自分もいました。
子供と一緒に沢山の時間を過ごしたい、過ごすべきではないか。でも仕事もしたい。
相容れない2つの思いで揺れて、子供を預けて働くことへ葛藤を感じていました。


やっぱりツライよ、保育園の洗礼

そんな期待と不安、揺れる気持ちを抱えながら迎えた4月。想像を超える保育園の洗礼に、身も心も砕け散りました。桜のように。

「保育園の洗礼」とは、初めての集団生活によって、さまざまな風邪や感染症に出会うため、入園後の短期間で早退やお休みを繰り返すこと。

4月は慣らし保育を終えた日に発熱。
そこから発熱と完治を繰り返しているうちに、GWになりました。

GW明けの5月。
さあ頑張ろう!と気を取り直して登園するも、お熱、お熱、治ってはお熱。
そして、子供の体内で培養されて強力になった菌によって、私も毎月のように高熱が出ました。(子供からもらう風邪ってなんであんなに強力なんででしょうね)

体調不良で思考もマイナスに引っ張られて、この時が一番、働くことへの罪悪感を感じていました。

体調不良で仕事もできない、子育てもできていない。やっぱり両立の道は険しいんだ。
そして、この道は果たして進んでも大丈夫な道なのだろうか。働きながら子供をしっかり育てることなんて、私にはできないんじゃないだろうか。

保育園の洗礼は、保育園に通い始めた親子あるある。みんなが通る道です。だけど、渦中にいるとやっぱり辛かった。


よく食べ、よく寝て、よく遊ぶ

なかなか保育園に通えなかった春を耐えて、夏頃には親子で風邪への耐性がついてきました。

保育園にも慣れてきて、楽しく通える日数が徐々に増えてきました。
それまで必死過ぎて周りが見えていなかったけど、保育園はやっぱりありがたい存在です。子供だけでなく、親にとっても。

子供を預かってもらうだけではなく、保育園の先生と話していると、親のメンタルも救われることがあります。
子育てを手伝ってくれる人が身近に増えたこと、子供を可愛がってくれる人が増えたこと。ホットな情報を仕入れる場ができたことが心強い。


入園して半年過ぎた頃から、好きなお友達におやつを分けたがる、とか、外遊びで自分が拾った松ぼっくりをハイハイしている月齢のお友達の所にも持っていってあげた、とか、嬉しい話を聞けるようになりました。(家ではいつも独り占めですけど)

最近では「◯◯っちゃん!」「◯◯ぐん!」と、お友達の名前を叫び、まだモニョモニョ半分喃語しか話せないのに、お友達(こちらもまだ半分喃語)との会話の応酬を楽しんでいるらしい。

モリモリ食べ、夜はスコーンと寝て、家庭でも保育園でも良いペースで過ごせるようになりました。


子育て(いまのところ)

そんな保育園の先生のサポートと、毎日ウッキウキで保育園に向かう娘の姿と、生活への慣れが、私の葛藤を徐々に解いてくれました。

子供と一緒に過ごしたいし、過ごすべきではないかという思いはまだ残っています。
だけど、今のところ私の子育ては、いかに長く子供と過ごせるかというベクトルではなく、別のベクトルで頑張ることにしています。

私の子育ての方向性は、井の中の蛙でハッピーライフを送る娘が、このまま笑顔で過ごせるようにすること。
保育園の先生の協力を得ながら、娘が「井の中」で楽しく過ごせる環境作りに注力することです。
(子育て2年生の「今のところ」です。諸先輩方の姿を見ながら、ズレてたら修正する所存…)


最後に、私の葛藤が吹っ切れたきっかけは、今まで良妻賢母の極みだと思っていた祖母が、実はワーママだったということを知ったこと。

いや、父も保育園児だったんかーい。

娘と一緒に未知の世界へ飛び込んだ気になっていましたが、父もそうだったと知り、実はそんなに悩むことでも無かったのか、と力が抜けました。

父に保育園はどうだった?と訪ねると、「先生がいつも褒めてくれて、楽しかった」と言ってました。こちらもハッピー保育園ライフだったようです。

祖母は亡くなっていて、当時のことはもう聞けません。ワーママ時代の話を聞いてみたかったなと少し後悔。


さて、明日から3連休。
全力で子供と遊びたいと思います。

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

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