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世界最大のIPOで話題の「アントグループ」って!?

中国の経済はこの70年間で175倍に広がり、今や世界2位の経済大国となったのはよく耳にしますよね。

そんな中国の企業が世界最大規模のIPO(新規株式公開)を成し遂げようとしています。

そんな偉業を成し遂げようとしている企業とは一体何をしているのか、どんな会社なのかを今回はお話ししていきます。

アントグループってなんの会社??

アントロゴ

アントグループ(中国語: 蚂蚁集团)は、中国のアリババグループの金融関連会社で世界最大のユニコーン企業とも言われております!

アリババグループはなんか聞いたことありますよね??

そうです!あのジャック・マーが創業した中国の巨大企業です!

ジャックマー

ジャック・マー氏は2007年から今年まで日本の「ソフトバンクグループ」の取締役を13年にわたって勤めていましたのでご存知の方も多いかと思います。

そんなアントグループは一体何をしてる会社かと言いますと、モバイルとオンライン決済プラットフォーム「Alipay(アリペイ)」と 、

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世界最大のマネー・マーケット・ファンドの「余額宝(ユエバオ)」を運営しています。

余額宝

特に物凄いスピードでキャッシュレス化が進んでいる今の世界で「Alipay」のユーザー数は12億人を超えています。(2019年10月)

日本の人口の約10倍の人が「Alipay」のユーザーって考えると相当な数ですよね、、

日本で知名度がある「LINE Pay」でユーザー数3600万人(2019年11月)、「PayPay」が2500万人という数字となっています。

やっぱりキャッシュレス化が進んでいる国は適応も早いですね!

そんな「Alipay」の年間取引総額は76兆円を超えています。76兆円。。

そしてこの「Alipay」を使った投資信託が「余額宝(ユエバオ)」です。ここでは公社債や短期の金融商品を中心に運用する安定的な公社債投資信託をモバイル決済で行っています。

2016年には信託された総資産が12兆円を超え世界最大規模のマネーマーケットファンドとなりました。

今回のIPOはどうなる!?

さて、そんな世界最大規模の事業を行っている「アントグループ」ですが、今回のIPOはかなり注目されており、香港と上海の中国版ナスダック「科創板(スター・マーケット)」に同時上場する予定です。

スターマーケット

上海と香港での新規株式公開(IPO)でそれぞれ170億ドル)余りを両市場から集め、総額350億ドル(約3兆6600億円)に登る見通しで、昨年のサウジアラムコのIPO(290億ドル)を上回る史上最大のIPOとなりそうな勢いです。

しかし!

アントは上場後の自社株を組み込む投信をアリペイで販売しており、株価のつり上げにつながりかねないとして、中国当局の不興を買ったとみられ、アントが上場基準を満たさなくなる可能性を指摘しました。

さらにマー氏は10月下旬の上海市の講演で「良いイノベーションは(当局の)監督を恐れない。ただ、古い方式の監督を恐れる」などと述べていました。

このマー氏の発言は金融当局の監督手法の遅れを示唆したとの受け止められたとして上場が2020年11月の予定が半年ずれ込む可能性が出ました。

この世界最大規模のIPOは半年後、本当に行われるのでしょうか!?

楽しみですね!!

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