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こんにちは【黒糖焼酎飲もうでぃ!】前田“まえぴょん”秀樹です。

【黒糖焼酎 蔵紹介】今回は 西平酒造さんをご紹介します。

西平酒造(株)/にしひらしゅぞう

創 業:昭和2年(1927年)
蔵人数:6人
代表者:西平 せれな
杜 氏:西平 せれな
HP:https://www.kana-sango.jp

歴史

昭和2年、沖縄出身の初代・西平守俊氏喜界島にて創業。妻のトミ氏が初代杜氏となり、泡盛の酒造場として事業を始める
第二次対戦中の空襲で蔵が消失し、終戦の翌年に奄美大島の現在地へ移転
アメリカ軍政下の昭和27年「巴麦酒株式会社」を設立し、本土との交易が途絶えた中でビールやサイダー・乳酸飲料など、島民の求める嗜好品の製造なども手掛けたが、本土復帰とともに数年で製造されることは無くなった。
現在は三代目功氏の長女、せれな氏が杜氏として酒造りに邁進
さらに2021年10月には社長に就任され、今後ますますその同呼応から目が離せない蔵の一つである。

蔵の特徴

泡盛の酒造場から戦中戦後、原料となる米が極度に不足したことから黒糖を使用して焼酎作りを始め、戦後はビールなどの製造も手がけるという奄美の人々の歴史とともに歩む老舗蔵である。
杜氏の西平せれな氏は東京でミュージシャンとして活動していたが、蔵を継ぐべく帰島。平成27年から酒造りに携わっている。
令和元年には新銘柄「巴モア」を発表。令和2年には奄美市の商店街にアンテナショップ「KANA du NISHIHIRA」をオープンと、新しい視点・アイデアで黒糖焼酎の普及に力を注いでいる。

酒造りの特徴

仕込み水は蔵の裏山から引く軟水の地下水。
初代杜氏の祖母より伝わる伝統的な三段仕込みで作られたもろみは、常圧蒸留後あえて冷却濾過せず、時間をかけて時と共にタンクに浮いてくる油脂分を手作業で何度も丁寧に取り除く。
代表銘柄の「珊瑚」はタンクにて一年以上、「加那」は樫樽で一年貯蔵したのち更にタンクで一年以上貯蔵される。


主要銘柄

画像1

珊瑚
加那
巴モア
   等

ひとこと

杜氏の西平せれな氏は若さとバイタリティに溢れる存在で、オンラインショップや新銘柄・海外展開など、「思ったらやってみる」タイプ。
また、「さまざまな角度から新たに黒糖焼酎へつながる人がいれば」と、ミュージシャンでもあるというPOPなキャラクターを活かし、ポスターやメディアなどにも自信を露出。
伝統の酒造りを守りつつも新しいことへのチャレンジを恐れない、黒糖焼酎の新時代の一端を担う存在であると言えるでしょう。
最後に「加那」のミルク割りが美味しいということも付け加えておきます。


いかがでしたでしょうか?
「もっとこういう事が知りたい」などの希望があれば、ぜひコメントしてください。

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では今回はこの辺で、次回もお楽しみに!

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