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全国通訳案内士(通訳ガイド)の自家用車利用を検討してみた

今回は、国自旅第359号 令和6年3月1日の通知に基づき、全国通訳案内士(通訳ガイド)の自家用車利用について検討してみた内容を記事にしました。
内容については、不十分な点があれば改善していきます。
本記事はいわゆる思考の整理です。

私について

私立高校の事務職員。
現在は同学園の大学国際業務部署へ出向中。
大学在学時、全国通訳案内士合格。
兼業として不定期で通訳ガイドとして活動中。


通知の確認

まずは大切な行政からの通知を確認しておきましょう。

https://wwwtb.mlit.go.jp/kyushu/content/000320254.pdf

国自旅第359号 令和6年3月1日
物流・自動車局旅客課長
道路運送法における許可又は登録を要しない運送に関するガイドラインについて
標記について、別添のとおり「道路運送法における許可又は登録を要しない運送 に関するガイドライン」を作成したので、その旨了知されるとともにその取扱いにつ いて円滑な実施に努めることとされたい。 なお、本通達の発出に伴い、以下の通達及び事務連絡を廃止する。
「通訳案内士による自家用車を用いた通訳案内行為について」(平成29年8月1 4日付け国自旅第75号)
[法の許可又は登録を要しない場合(具体例)]
⑤ 通訳案内士等による観光ガイド事業との一体運送 ・国・地方公共団体及び公益社団法人日本観光振興協会並びに公的機関が認定・ 付与する資格を有する観光ガイドが、ガイドのために人を運送する場合で、 運送に特定した反対給付がない場合は、許可又は登録は不要である。 ・ただし、観光ガイドと称していても、提供されるサービスの実態が、当該地 域に関する専門的な知識や高度な語学力等に基づくガイドの提供ではなく、 単に目的地への運送のみである場合には、許可又は登録を要する。

https://www.mlit.go.jp/jidosha/content/001322024.pdf

同通知の分かりやすい解説を拾ってきました。

あくまでもツアーやガイドに「不随」していることが条件のようです。
「お礼の気持ち」
車窓の説明くらいは最低でも必要ですね


お客様側のメリット


単純に考えると、専用車(ドライバー)とガイドを個別発注するよりも、ガイド兼ドライバー(車両)を発注する方がコストが抑えられるのは自明だと思います。
ただ、前者よりも高付加価値を提供すことができれば、高単価商品も提供が可能だと考えています。

ガイド側のメリット

自家用車利用については、公共交通機関が発達した都市圏よりも地方にチャンスが大きいと考えます。
また、ツアー会社が提供するツアー内容よりも差別化された特別ツアーを造成することも可能です。
私が活動するのは広島ですが、自家用車があれば広島県を中心として西日本で幅広いツアープログラムを作れると考えています。
   広島県:西条酒蔵(片道40分)、尾道(片道1時間20分)、福山(片道1時間30分)
   島根県:足立美美術館(片道3時間)、出雲大社(片道2時間半)、
   山口県:周防大島(片道1時間)
   愛媛県:道後温泉(片道2時間30分)

外部要因の強み:クルーズ船来航

自家用車利用が大きなチャンスだと考えている理由は他にもあります。
それは、私の居住エリアに大型クルーズ船が毎月何隻も寄港していることです。
クルーズ船の旅行客を上手く取り込むことができれば大きなチャンスになると考えています。
しかし、どのように集客・営業活動をするかがポイントであり、またそれを考えるのが楽しいところだと思います。
インターネット・SNSを活用した集客が必要だと思います。

デメリット・懸念点

運転をしながらガイドにも神経を回すのは大変だと思います。
この点は昨今の自動車の安全技術でもカバーができると考えています。
先般、宮崎県までトヨタのVOXYで移動しましたが、自動運転技術により手はハンドルに添えるだけでした。
疲労感をほとんど感じませんでした。
ただ、それでも運転での消耗は避けられないでしょう。

車両の選定


普通車でもできないことはないと思いますが、ミニバンが適当だと思います。
専用車でよく利用されていた車両は、XLサイズミニバンでした。
ただ、自家用車での利用と、市街地の利便性を考慮するとLサイズミニバンが妥当かと思います。

自動車保険

事業用として加入する必要があるので保険内容は充実させる必要があります。
こちらについては詳細が分かり次第加筆いたします。

サラリーマンとしての強みを活用する


サラリーマンをしている強みの1つとして、金融機関への信用が挙げられると思います。
従って、車両購入費用は地銀のマイカーローンを利用する予定です。
金利はおおよそ年利1.7~1.9%のようです。

ファイナンス


マイカーローンを利用する理由を説明します。
まず、手元には現金を残しておく方がいいと思います。
また、余裕資金は自家用車の購入費用に充てるのではなく、NISAやideco等を活用して資産形成へ回します。
過去1年間のインデックス投資(S&P500)の実績は素晴らしいもので19%増加でした。
マイカーローンの金利は年利1.7~1.9%です。
この場合は、借金をして余剰資金を株式投資に回すことが賢明だったのではないでしょうか。
とはいえ、自動車を購入するのは日常生活の利用が主ですからリスクはゼロです。

最後に

今回はざっくりですが全国通訳案内士(通訳ガイド)の自家用車利用を検討してみました。
実は、すでに自動車の見積依頼をお願いしています。
目指すのは1日10万円単価の自家用車ツアーです。

この記事は今後も加筆・修正を加えていきます。
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今後ともよろしくお願いします。

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