ドイツロックダウン再び
11月2日、ドイツは今日から再びロックダウンとなった。
今回のロックダウンの内容の主たるものは下記だ。
【接触制限】公共機関での他家族との10人以上の集会は罰則規定。
【旅行制限】ドイツ国内で日帰りであっても、不要不急の旅行は自粛。
【飲食店レジャー余暇施設の閉鎖】
学校、店舗等は閉鎖されない。
3月時のロックダウンような緊張感はない。この半年で、皆がコロナの対策に慣れたからだと思う。
トイレットペーパーも店頭からなくなってはいない。
一度目の時は、世界が一変したようにさえ感じた。
食料品は買いに行かざるをえず、私は二週間に一度そのために外出していた。マスクで誇張される目には危機感があり、すれ違う人皆がコロナ感染者であるかのような眼光の鋭さで、食料品を買うという極々当たり前のことが当たり前ではない緊張感が皆にあった。
毎日感染者数を確認し、案じていた。
メッセや大規模なお祭りはその頃に中止が発表されたが、クリスマスマーケットに関しては未定だった。
最近になり徐々に中止を発表する地域がパラパラと出だしたが、わが地域では中止せずそれ用の小屋を建設していたのだが、志半ばな状態で寂しげに放置されている。
本来なら11月中旬からクリスマスまでの1ヶ月は、賑うはずだった。
ドイツ人にとってクリスマスは1番大切なイベントだ。日本では家族が集まるといえば第一にお正月だが、こちらはこのクリスマスなのだ。
メルケル首相も何とかこの11月末までのロックダウンで感染者が減少し、12月国民が待ち望むクリスマスを楽しく過ごすことができるようにとひたすら祈っているだろう。
またこの11月のロックダウンで1ヶ月の閉鎖を余儀なくされた施設、自営業者等には、経済支援金が出るということも同時に発表された。
それは11月の売上高の75%を支援するというものだ。
いやはやすごい。
昨年の11月の私といえば、メッセ出店で大いに湧いていた。それまでの準備もさることながら忙しかった。
開催期間は朝5:00から魚や野菜を市場へ買出しに行くことから始まっていた。真っ暗な道を車を走らせ、市場ではおっちゃん達にまみれて、おばちゃん1人。
「サーモンちょうだーい。」といえば、
「今日はもう売り切れた。」と言われ、
「最悪 Σ( ̄□ ̄;)!!」となると、
「Spaß ( 冗談やがなーー )(◍¯∀¯◍)ヒヒ。」とからかわれ、
「おっちゃん、アボカド!!」といえば、
「熟れてるやつ置いといたったで。」と助けられた。
メッセ開催時間は
「寿司~、寿司~。」と大声をあげ、時としてダンスをしていた。
なんでダンス?と思う方は、メッセの記事をご一読されますと、その理由がわかります。٩(ˊᗜˋ*)و♪
閉店後は寿司桶を洗い、明日の準備に11:00まではかかった。
美しく痩せる日々を送っていた。(•'-'•)
まさか今年ロックダウンになるなどとは、夢にも思わんで。ほんま。
そういえば、うちにリビングのカーペットに胡桃を隠したリスが、まだたくさんの胡桃を隠していたのを発見。
バルコニーの植木鉢でハーブを育てていたのだが、時々リスがその鉢植えにも遊びに来ていた。
もうすっかり寒くなり、ハーブが育たなくなったので植木鉢を洗ったところ、その中からなんと8個もの胡桃が出てきた。
リスが冬の食料に困らないように、同じ場所に置いたままにしております。
散歩する場所に困ることないドイツ。とにかく今日も歩くのみ。
(メッセの話は こちら から )
(リスの胡桃の話は こちら から )
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?