あらゆる幸せも対人関係から生まれる!「共同体感覚」とは!?【アドラー心理学】
今回のテーマでは、アドラー心理学が目指す場所と言われる【共同体感覚】について述べていきたいと思います。
①共同体感覚とは!?
◆「共同体感覚」とは?
「家庭、地域、職場などの共同体の中で人と繋がっているんだ」という感覚のことを言います。そして、人はこの感覚を感じられる時に、幸福だと感じるとされています。この共同体感覚は、分解すると自己受容感、他者信頼感、他者貢献感、所属感の四つで構成されます。
●自己受容感とは、「私はありのままでいいと受け入れている」という感覚
●他者信頼感とは、「周囲の人たちは信頼できる」という感覚
●他者貢献感とは、「私は役に立てている」という感覚
●所属感とは、「私はこの共同体の一員、ここにいてもいいんだ」という感覚です。
これらが満たされると人は幸福を感じます。つまり、共同体感覚が強い会社などでは職員が辞めないとも言われています。
また、共同体感覚を応用して取り組んでいくと、周辺症状が見られる認知症の方などは、安心して過ごしやすくなり、周辺症状などが治まってくると思われます(詳しくはまた別記事で)
②人は一人では生きられない。
人間はもともと社会的な生き物です。恐竜がいた時代から、人間はコミュニティを作り協力して生きていました。そのため、誰かと繋がりたいと関わりを求めようとする本能があります。
アドラー心理学では、あらゆる悩みは人間関係が原因と言っていますが、あらゆる幸せも対人関係から生まれると言っています。
そのため、まず始めることは
「他者を愛することから始めよ。」
と述べています。
無条件にその人の存在をありのままに受け入れてあげることが大事なのです。
③他者を愛する勇気を持とう!
他人を信用すること、愛することはなかなか難しい。
とても勇気がいることだと思います。
私も20代半ばまで、なかなか他人を信用できず、ありのままの自分を出せずにビクビクしながら生きていました。彼女なんて絶対できず、生涯一人で生きていくんだろうな、と思っていました。しかし、色んなことを学んでいき、勇気を出して他人を信頼し、自分を出すようにしたら、案外嫌われないということ、逆に好いてくれる人が増え、彼女ができ、結婚もすることができて今では充実した幸せな日々を送ることができています。
幸せになるには勇気がいります。
私は勇気を出して他者を信頼し、自分を愛してみました。
だからこそ人生が徐々に色づき始め、とてもカラフルでハッピーなものになりました。
「人間は一人では生きていけない」
こうやって私がnoteで記事を書くことができるのも、あなたがnoteを読む事ができるのも、社会の誰かが仕事をしてくれているからです。
色々な人の協力で、私やあなたの毎日の生活が成り立っています。
「自分が生きていられるのは、育ててくれた家族や周りの人、社会の人達、世界の人達のおかげ」
これが、【共同体感覚】です。
人間すべてが、同じ地球の元に生まれた自分と同じ共同体。協力しあって生活している仲間です。
この感覚を意識していくと、自然と人間を好きになっていき、 感謝の心が生まれてきます。
もし地球に人が一人しか存在しなかったら、幸せは感じにくいだろうと思います。
周りに皆が居るから、幸せに気づくのです。
最後に・・・
人間関係に悩んでいる方、人が嫌いだと思っている方、幸せだと感じられない方、感謝することが難しい方、様々な人が少しでも【共同体感覚】を意識することができて、他者を信頼すること、他者を愛する勇気が持てること、そして毎日が幸せにイキイキと生きられるようになることを祈っています。
最後まで拙い文章を読んで頂いてありがとうございました。
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