とある作業療法士の心と学びの話

とある作業療法士による、心理学、コミュニケーション、子育て、発達障害、認知症、臨床での…

とある作業療法士の心と学びの話

とある作業療法士による、心理学、コミュニケーション、子育て、発達障害、認知症、臨床でのこと、自分のことについてetc...のお話をお届けします。 お話では、自分がこれまでに実際に悩み、学んだことを発信し、一人でも多くの人たちの「心の助け」や人生の一助となって頂ければ幸いです。

最近の記事

親子の話し合いのポイント!【アドラー式子育て術】

今回のテーマは、【親子の話し合いのポイント】について述べています。 そして、話し合いが子どもにどんな効果をもたらすのか、を記載しています。 是非、最後まで覗いてみてください。 1.「お願い」と「話し合い」で自分を楽にしよう! 忙しくて、疲れている。だけど、家事はしないといけない‥‥‥。 そんな時の対処法の一つとして「お願い」と「話し合い」の仕方をご紹介します。 例えば、仕事や家事でどうしても疲れてしまった時、こんな風に「お願い」します。 「ママ(パパ)今日すごく疲れち

    • ママやパパにも必要な「勇気づけ」【アドラー式子育て術】

       今回のテーマは、ママやパパにも必要な「勇気づけ」について述べています。  子供がのびのびと自信をつけながら、成長するには、両親が自分のことを認め自信をもって生きているかどうかが鍵です。詳細を述べているので、是非、最後まで覗いてみてください。 1.ママやパパにも必要な「勇気づけ」!!最初に言っておきますが、子育てに正解・不正解はありません。 100人100通りの子育てがあると思います。 でも、大切なことは共通していると思います。 怒られてばかりよりも、勇気づけられたほ

      • 「お兄ちゃん(お姉ちゃん)なんだから!」は危険!?【アドラー式子育て術】

        今回のテーマでは「お兄ちゃん(お姉ちゃん)なんだから」という言葉の危険性を掘り下げてお送りします。 そして、きょうだいの心のコップを満たすことの大切さについて述べていますので、是非最後までご覧下さい。 1.「お兄ちゃん、お姉ちゃんなんだから」はやめよう! 「上の子が下の子をいじめる」はどうしてなのでしょう? 親は上の子が下の子にやさしくなってくれたらと望んでしまいますよね? 下の子に対して手厳しい、おもちゃを貸さなかったり、遊びで手加減しなかったり、横取りしたり…

        • きょうだい喧嘩はなぜ起こる!?【アドラー式子育て術】

          今回のテーマは、子供の「きょうだい喧嘩はなぜ起こるのか!?」を掘り下げてお送りしています。 そして、「きょうだい喧嘩が起きた時の望ましい対応の方法」についても解説しています。 是非、最後までご覧ください。 1.きょうだい喧嘩はなぜ起きるのか? 結論から言うと、きょうだい喧嘩の目的は「親の注目を得るため」と言われています。 「親の注目」という商品をかけて、きょうだい間で「競争」している。 それが「きょうだい喧嘩の本質」と言われています。 もちろん子供自身は、そのことには

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          子供が失敗した時の「勇気づけ」の方法!【アドラー式子育て】

          今回のテーマは、子供が課題に挑戦したけれど、失敗してしまった! そういった時に、親はどのように「勇気づけ」すれば良いのかについてお送りしています。 そして、子供の自立とチャレンジ力を育むための失敗との向き合い方についても述べています。 是非、最後までご覧ください。 1.子供が失敗した時の勇気づけ!子供が課題に取り組んで失敗! 「自信を失ってしまうんじゃないか?」 親は心配ですよね? そんな時こそ、子供に「勇気づけ」が大事! 失敗したときに、失敗を親に怒られたり、責め

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          子供の成長する機会を奪っていませんか?【アドラー式子育て術】

          今回のテーマは、「子供の成長する機会を奪ってしまっている親の行動」についてを掘り下げてお送りしています。 そして、子供の自立とチャレンジ力を育むために、必要なことについて述べています。 是非、最後までご覧ください。 1.子供が成長する機会を奪ってしまっている、親の行動とは!?  子供の問題に、何もかも親が手出しして問題を解決していたらどうなるでしょう?  これでは、【子供が自分で考え学ぶ機会を奪うこと】になっています。  例えば、子供が寝坊して学校に遅れそうになった

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          望ましい親子関係とは!?【アドラー式子育て術】

           今回は、アドラー心理学で提唱されている親子の関係について述べていきます。 1.親子は「たて」ではなく「よこ」の関係! 親って子供より長く生きていて、経験もあるから「ああしなさい。こうしなさい。」と、つい子供の上に立って、指示命令しがちですよね?  しかし、この関係は上下関係であり、親が上で子供が下の「縦の関係」となっています。  この関係だと、親は子供が自分の言うことをきかないとイライラするし、子供は自分で考え、行動する力が育ちません。  つまり、子供が成長する機会

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          子供を信頼しよう!【アドラー式子育て術】

          今回のテーマでは、前回の記事の続き+子供を信頼することによってどんな効果が期待できるかを述べています。 是非最後までご覧下さい。 前回の記事はコチラ↓ 1.困った行動には、4段階ある  前回の記事では、「子供が困った行動をする目的は、親の注目を得るため」と紹介しました。子供は、親の注目を得ることで自分の居場所を確かめています。  そして、子供の困った行動には、4つの段階があると言われています。子供の困った行動に対して抱く感情により、どの段階になのか分かります。 ◆第

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          子供の困った行動は、なぜ起きる!? 【アドラー式子育て術】

          今回のテーマは、子育ての時に必ず直面する「子供の困った行動」について述べています。 子供の困った行動には「目的」があります。 子供の心理を学び、困った行動が減る方法についてお伝えいたします。 是非最後までご覧下さい。 1.子供の困った行動には「目的」がある 子供の困った行動・・・? 例えば、早く家を出たい時に限ってごねたり、宿題をしなきゃいけないのに、ダラダラして、いくら声をかけても宿題を始めなかったり、家で家事や仕事をしたい時に限って、「見て見て!」と何度も呼ばれたり、

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          あらゆる幸せも対人関係から生まれる!「共同体感覚」とは!?【アドラー心理学】

          今回のテーマでは、アドラー心理学が目指す場所と言われる【共同体感覚】について述べていきたいと思います。 ①共同体感覚とは!? ◆「共同体感覚」とは? 「家庭、地域、職場などの共同体の中で人と繋がっているんだ」という感覚のことを言います。そして、人はこの感覚を感じられる時に、幸福だと感じるとされています。この共同体感覚は、分解すると自己受容感、他者信頼感、他者貢献感、所属感の四つで構成されます。 ●自己受容感とは、「私はありのままでいいと受け入れている」という感覚 ●他者

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          「過去のトラウマで苦しんでいる方へ」考え方を変える方法【アドラー心理学】

          今回は、過去の失敗やトラウマに囚われて、苦しんでいる方へものの考え方を変える方法をお伝えします。 1.「原因論」ではなく「目的論」 アドラーはこの「原因論」を否定し、「目的論」でトラウマなどの原因や過去に縛られるな!と伝えています。 例えば、 「過去の失恋がトラウマになって恋愛ができない」とするのが原因論。 一方、目的論では「振られて傷つきたくない(目的)。だから恋愛をしたくない(行動)」という目的のために、自らその感情を作り出して行動をしていると考えます。 この

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          承認欲求は捨てるべき!?人間関係を楽にするコツ【アドラー心理学】

          アドラーの言葉で「全ての悩みの原因は対人関係にある」とあります。 今回は、対人関係での生きづらさから解放されて、心穏やかに過ごせるような知識•考え方をご紹介します。 ①承認欲求は捨てるべき!? 私は社会人になった時に、「上司に認められたい」という気持ちが強く、頼まれたことを全て受け、サービス残業で夜遅くまで働く日々を続け、体調を崩したことがあります。 当時は、頑張りを褒めてもらいたくて仕事に当たっていたのですが、あまり褒められることはなく、当たり前のことですが上司からは「

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          「劣等感で生きるのが辛い人」へ楽になる方法【アドラー心理学】

          今回の記事では、「劣等感で生きるのが辛い人」へ向けて、劣等感との向き合い方を【アドラー心理学】の教えを用いて解説致します。 私自身も周りと自分を比べて強い劣等感を抱えた辛い時期がありました。 その辛い時期に巡り合えたのが【アドラー心理学】でした。【アドラー心理学】を学んでいるうちに少しずつ自分の考え方も変わり、今では、かなり生きることが楽になりました。 拙い文章ではありますが、学んだことを皆さんと共有し、少しでも心が楽になって頂ければ幸いです。 1.劣等感とは!? 劣等

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          とある作業療法士はADHD

          初めまして【とある作業療法士の心と学びの話】の著者の「ムック」と申します。 初投稿では、自己紹介も兼ねて「私について」少し語りたいと思います ①私についていきなりですが、私はADHDという発達障害を持っています。 私の場合はADHDの「不注意優勢型」に当たります。 私の特徴としては・・・ 職場で書類のミスが多かったり、会議等の大人数の場で話についていけなかったり、その場ですぐに思考を整理して発言をする事が難しかったり、会議などの内容等を忘れるため、メモ帳でとにかくメモ