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ブームと言葉と営業スキル

@お風呂上がりの洗面所の下より

「はい!ひょっこりはん!」

子どもが私の股下から顔を出して言ってきました。

「おぉ~。ひょっこりはんやん…」

そして、また繰り返します。

「はい!ひょっこりはん!」

「おぉ~。また、ひょっこりはん来た~…」

という、繰り返しが行われました(笑)。

「ひょっこりはん」どこいったんでしょうか。
ちょっと前までTVで見てたような気もするんですがww

今、ようやく子どもの中でブームがやってきたようです(笑)

しかし、毎回ブームはすぐ過ぎ去ります。

そもそも就学前の子供は、言語習得の過程では、
言葉を聞いて、そこから、その意味と思い込みを作り上げているのです。

つまり、この「ひょっこりはん」という言葉に
お笑い芸人、メガネ、ひょっこり出てくる時の言葉、など
様々な意味付けをします。
そして、そのシーンを自分で再現し、楽しんでいるのです。

しかし、これは未就学児にとって
「1つの言葉に様々な意味を与えることは困惑をさせる」
という現象も引き出します。

ですので、最初は楽しくやっていても、どのようなシーンで
どのような登場がふさわしいのか、を考えたりしていくと注意力が削がれて
飽きていくのです。

※詳しく知りたい方は心理学者のエレン・マークマンの
「相互排他性」という検索でお願いします。

大人になるとそれはユーモアや言葉のセンスなどにつながりますが、
基本的に多くの人は「物事が単純」な方が、説得されやすいです。

私たちも人を説得する時があると思います。

契約したいとき、どこかに連れて行って欲しいとき、
買って欲しいものがあるとき、などなど。
そんな時には、「難しい言葉よりも簡単な言葉の方が心に響く」
という点を知っておけば、便利です!

心に響かせる言葉選びと行動を促す言葉選びはまた別ですけどね(笑)

今回は「ひょっこりはん」から言語のお話しにつなげてみました!

さて、この前こんな質問を受けました。

「メタルとか聞くんですね(笑)バンド名は?」
です。

…「時々、聞いてるよ(笑)。確か、エクストリームの『More Than Words』です。

ちなみに「もしも『愛している』っていう言葉を君から取り上げたら、
どうすれば君が僕を愛しているか分かるの?」

という歌詞から言葉遊びという形へ、つなげてみました。

質問をくれた方が、営業職だったので、もう少し掘り下げてみますね。

これは、あなたのお客様へ商品の効果を直接言えないと仮定した場合に、
どのようにして、その効果を知ってもらうかが重要だということです。

ちなみに商品の効果をはっきりと伝えるのは最も効果がないやり方です。

この講座を受けると全員が○○という状態になります。とか
今なら○○もついてきます。とかです。

これは相手が既にその講座、もしくは商品に興味を持っている場合の
行動の一押しとしては有効打となりますが、そうでない場合は響きません。

ですので、常日頃から、言葉の選択を磨き上げておくと
いざ、という時にスラスラと商品効果以外の話ができますよ。

以上、質問の回答と補足でした~!

P.S.
メタル以外にもパンクとかポップとかジャズやクラシックも聴いてます。

最近は、、そうですね。米津玄師さんやWANIMAを聴いてますね。

…子供はRADWIMPSを聴いてます(笑)


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虐待に関する電話はおよそ4分に1件。来年から児童養護施設の対象の児童が在宅支援になることもあり、さらに発見することが難しくなります。教育と虐待。線引きは明確ではないでしょうが、可能な限り関わっていきます。