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非常勤勤務の実態と開業に向けた課題

◆心理士の現状

心理士の主な資格として、臨床心理士と公認心理師があげられると思います。
日本臨床心理士資格認定協会によると、39,567名の方が臨床心理士に認定されているそうです(2022年4月1日現在)。
また、公認心理師協会による報告書によると、52,099名の方が公認心理師として登録されているそうです(2021年12月末)。

心理士の就業形態について調べてみました。

第8回「臨床心理士の動向調査」報告書によると、非常勤のみの臨床心理士は回答者の46.1でした。
厚生労働省による「公認心理師の活動状況等に関する調査」によると、非常勤勤務者は38%でした。

同調査報告書には、38%の非常勤勤務者の内の半数は、非常勤勤務を選ばざるを得ないという実態が記載されています。

◆わたしが思う課題

上記のように登録者の約半数が非常勤勤務者であり、ワークライフバランスの調整に苦慮している人は少なくないと考えています。
「開業」 心理士なら一度は考えたことがあると思います。

しかし、現実には様々なハードルが立ちはだかります。

例えば…
〇開業をしたくても、費用と場所を用意することができない。
〇空いた曜日に賃貸物件を契約しても、他の曜日は無駄になってしまう。
〇レンタルルームを使っても、心理カウンセリングには適していないことが多い。
(タバコの匂いがする、ホワイトボードがある、部屋の中に水場がある、椅子が複数ある、ビジネスライクな雰囲気などなど…)

心理士の活躍の機会が減ってしまうと、心理士への不利益はもちろんのこと、
心のケアを必要としている方への不利益につながります。

そんな現状を変えたく、この事業を始めました。

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