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読書記録『生きてるってどういうこと?』ことば:谷川俊太郎, 絵:宮内ヨシオ(光文社)

表紙を開くと
ああ、なんて絵が美しいんだろう。
今、生きている世界がカラフルに彩られるようでした。

生きてるって、こういうことなのかな?
谷川俊太郎さんの詩で問いかけられます。

『生きてるってどういうこと?』ことば:谷川俊太郎,  絵:宮内ヨシオ(光文社)

表紙カバーの折り返しに

うつくしいものを見ると、
生きるちからがわいてくるよね

と書いてあって、それは本当にそうで。

宮内ヨシオさんの絵は、どのページも
赤やオレンジ、緑、黄緑、ピンクに紫に黄色、青。

鮮やかなカラーに彩られていて
色がもつパワーと
描かれている自然、動物たちのたたずまい
ページをめくるたびに心と体から力がわいてくるようでした。

生きていれば
幸せに思うこと、
不幸せに思うこと、

どちらもあるけど、
それが、生きること。

90歳を超える谷川さんの詩から
大きな自然の摂理を感じて肩の力が抜け、

なにかをうつくしいとおもうと、
わたしたちはそれがすきになる。
なにかをうつくしいとおもうとき、
わたしたちはうれしい。
うつくしいものは、わたしたちのなかに、
いきてゆくちからをうみだす。

『生きてるってどういうこと?』P26

美しいものを見る。想う。
シンプルなことを意識して
生きればいい。

絵と詩が合わさったページをみて思いました。


今の私に力をくれる本は、どれだろう?
と、大型書店の中を歩いていた時に、平積みされていた『生きてるってどういうこと?』を見つけました。

モノクロの世界から
一瞬で世界がカラフルに変わった本。


『生きてるってどういうこと?』
光文社さんのサイトには、谷川谷川俊太郎さんと宮内ヨシオさんとの対談動画もあります。

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