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あるいは

あなたとわかれること

いまはわたしのあたまのちゅうしんはそのことでいっぱい

ほかのこともめのまえのこともぼんやりして
あなたとわかれることを
なんども
こころにきめる

でもきょうもいえなかった

あたなのかおをなでながら
ああもうさわることができなくなるんだ
そうおもって
わたしはないた

あなたは
きょうのおひるごはんをどこへいくかを
ちゃんとかんがえなかったから
わたしはそれがかなしくてないたのかとおもって
いっしょうけんめい
ひるごはんのばしょをさがしてはわたしにどうしたいか
きいた

ごめんなさい
そんなことではないの
そんなことでもあるけど

そのあと
でかけたチェーンのステーキハウスはおもいのほかよくて
わたしのこころはまた
あらたまったかのようなかおつきになった

こうしてあなたとごはんをたべることも
なくなるんだ
まだおしい
まだつづけたい

だけどわたしはあなたとけっこんできないのよ

あなたとは
もっていることばがちがいすぎて
わたしのはなしたいことに
あなたはへんじをしなくて
あなたのはなしたいことをきいても
わたしは
なにもかんじなくて
それはそれはさみしい

あなたはそのさみしさを
わからない

それはしかたない

あなたのさみしさがあるとして
わたしはそれをしらない

そういうもんだ、
とひとはいう

そういうもんなのか

そううまくはいかない、
あなたはいう

そんなことはあってはならない

そううまくいくのだ
そううまくいくのだ

わたしはきぼうをもって
いきていく

だからもうすぐ
あなたをおいて

わたしはどこかへ
もといたばしょへ
かえらないといけない

あるいは

もといたばしょは
もうちがうばしょへ

かわってるのかも

あなたといたから

またちがうばしょへ
いくのかも

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