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返信を待ちながら考えたこと

義弟のことをただ見守ることができず、また私からメッセージを送った。

実家で具合が悪そうな弟の様子を見た夫が「このままでは元の木阿弥だ」と言うので、私の心配も再燃し、考えた末にメールすることにしたのだ。

“今度よかったら気晴らしに、話でもしませんか?”
といった内容。

これに対する返信が半日以上なく、送ったことを後悔している。

2回連続で、返信が早めに来たから「メールは大丈夫なんだ」と思ったけれど、早計だった。

話したい、と送るより、親戚なので用事をつくって家に行き、話せたら話す、話せないようなら帰る、でよかったのに。

このメッセージを送る前には、サカナクションの山口一郎さんのNHKスペシャルを見ていた。うつ病のことが以前より具体的にイメージできた気がした。

そして、前から何度もよぎっていたことだけれど、義弟はうつ病か、抑うつ状態なのかな、と感じた。

家で何をするでもなく横になっていると夫から聞いていたから、山口一郎さんが横たわっている自撮りの映像を見て、義弟もこんな感じなのかな、と思ったのだ。

返信がないのは一向にかまわないけれど、返信しなきゃというプレッシャーを与えてしまったことを後悔した。

うつ病の可能性も感じていたのに、またメッセージを送るのは馬鹿だった。義弟はメールは平気なタイプ、という思い込みがあった。

【ここまで書いて保存して、
   ここからは次の日の昼】

義弟から返信が来ました。

内容は、長女が長引く風邪を引いていたので、私へのお礼プラス「〇〇ちゃんが大変だと聞きました ご無理はなさらず」と。

本当に、感心するほど、きちんと返信をくれる。娘や私のことを気にしてくれている文面がありがたい。

兄弟なのに、夫とはまったく違って、自分が調子悪いだろうに、こちらに気遣いをしてくれる。

なぜ、このようなしっかりした義弟が外に出ないのか、わからなくなってくる。義弟はHSPにあたるのもしれないと思ったこともあるけど、どノーマルなのかもしれない。(追記:HSPであれば、気遣いができるということか。)

義母のお手伝いで家を訪ねた時には、体調が悪そうでイライラしていたのも垣間見たので、しっかりとしたメールが来ても、もう大丈夫とは言えないだろう。

返信が来ない間、せっかく休みだったのに気が晴れず、以前に行ったひきこもり相談窓口に電話をかけた。

入院のことや今は調子が悪そうといった近況を話し、本人が無理そうなら義母に相談に来てもらうのはどうか、という提案をしていただいた。

義母は、私が義弟の話をすると負担になるみたいだけれど、今度、話すだけは話してみようと思う。


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