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初デートの服装はわざとダサくした

これは人生初デートでわざとダサい服装をしていった話。人生初めてのデートは中学1年の時だった。

彼氏は同じクラスでちょっと大人びた、冬にはただ一人、学ランの下にカーディガンを着るような人だった。
席が近くなり仲良くなり、ラインをするようになって1年生の秋ごろに付き合った。
ラインでは盛り上がるのに、いざ対面になると話すことができなくなる。あれは何現象というのだろうか…。どんどん話すのが緊張してしまった私たちだが、何とか友人を通してデートをすることになった。

記念すべき人生初のデート場所は「映画館」。
王道すぎるというか、田舎の私は遊ぶ場所は近くのショッピングモールしかないので必然と「映画デート」になった。

デート前夜。
親には「明日は友達と遊ぶ」とだけ伝えて部屋にこもり、服を出したりしまったりした。
彼はおしゃれだ。私服を見なくても想像できた。悩みすぎた結果、極論にたどり着いた。

もう、ダサくいこ(^^♪

別に私はおしゃれではないし、何なら無頓着な方であった。最初にすごいおしゃれを頑張って、その後も期待されるのが嫌だった。服装がダサくて嫌われるくらいの好きなら願い下げ、そう思った。頑張らない自分も好きでいてほしいって思った。

当日彼はもちろんおしゃれで私はダサい服装だった。私の服装はオールグレーのTシャツと短パン。それでも彼は私への好きが冷めることなく、結局10カ月ほど続いた。中学・高校で1番付き合った期間が長い。

『飾らないでも愛してくれる人はいる』と彼と付き合って初めて知った。


今はわざと”ダサくいく”ことは無いが、”ありのまま精神”は健在である。好きな人にはぶりっ子なんて一切しないし、テンションを頑張って高くすることをしない。
好きだからこそ頑張らない自分も、できない自分も受け入れてほしい。服装とか学歴とか地位とかのオプションを抜きにして、一緒にいたいと思ってくれる人をこれからも好きでいたい。

ダメな部分も愛してくれる人が本当に大切にすべき人
好意を持ってほしい相手には、”自分自身”を魅せていく



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