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余命10年、小坂流加先生との出会い

出会い


この本と出会ったのは去年の夏ころ。
ローソンでたまたまこの本を見つけ、本を購入してから読み続け、先日読破しました。

この本の存在はネットでタイトルだけ知っていました。
きっかけは、本を書こうとして原稿用紙を探していた時に、たまたま文芸社という会社の原稿用紙データを見つけ、そしてこの会社が様々な本を積極的に出版していることをしりました。

そしてツイッターをフォローして、その時に宣伝ツイートで流れてきたのがこの本でした。


私の読書のスタイルは一気見ではなく、じっくり好きな時間に少しだけ読み続けるというスタイルなので読み終わるまで時間がかかりました。

ですが茉莉(まつりと読みます。主人公。)とともに歩んできた数か月はとても穏やかで、ですがとても印象に残った物語でした。

あらすじ(ネタばれなし)

茉莉は病気を患っています。そしてお医者さんから余命10年と告知され、日々を生きる決意をします。少しづつ、捨てていこう。恋なんていらない。
そう思っていた彼女ですが・・・。

作者の小坂流加先生は、もうこの世にはいません。
本の裏表紙に書かれていたのですが、病気により2017年の2月に亡くなったと記載されています。
先生も病気を患っていたようです。

そんな先生が書いた小説は、ジャンルとしては恋愛小説となります。
映画化も決定して、公開日も決まったみたいです。詳しくは余命10年ツイッターをチェック。


読み終わった感想。

最初から、茉莉の運命は決まっています。余命を告知された彼女は、日々を生きるのに奔放します。
笑いあり。涙あり。人生って楽しい時もあるしつらい時もある。そういうものだよね。
私は精神疾患を患っています。そして、現在服薬治療を続けていますが、その飲んでいる薬を飲んでいらっしゃる患者さんの中には、死亡事例もあります。
自分の身にいつ何がおこってもおかしくありません。

そんな自分の身と茉莉の身、余命を告知されてひたむきに生きる彼女に涙しました。

なぜ小坂先生と呼ぶのか

私は小説を今書いています。勝手ながら小坂流加さんのことを先生と呼び、敬愛しています。

小坂さんのような小説が書きたく、そして今書いている物語が無事完結して世に送り届けられますようにと、いつも祈っています。

最後に

この本は、とても素晴らしい本です。私の記事を見たり、映画の予告ツイートを見たりして気になった方はぜひ購入して読んでみてください。
映画の後に読んでもいいし、映画の前に読んでもいいと思います。

以上読み終えての感想でした。


告知

今読んでいる本が読み終わったら、また感想を書こうと思います。
今読み進めているのは、
「始まりの木(夏川草介)」
「かがみの孤城(辻村深月)」
「神様に好かれる話(小林正観)」

の三本です。

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