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ここのねの日々

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ここのねが「いま」を取り上げ、どんな活動をしているのか、目の前の子ども達の様子、スタッフが感じた想いを記事として書いています。
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記事一覧

【2024年度-生徒募集-】選べる3つの入学プラン!あなたに合う学びの形はどれ?

こんにちは!ここのね自由な学校です。 早いもので正式開校から丸3年が経ちました。昨年度は、小6・中3の子が卒業となり、それぞれ地元の中学と第一志望の高校へ進学して新たなステップを踏み出していきました。 さよならがあれば、新しい出会いもある!ということで、ここのねに2024年度入学する方を募集します。今年度から入学の幅を広げ、新たに2つのプランをご用意いたしました。新たな学びへの扉を開く仲間として一緒に踏み出してみませんか? 𓃦 ここのね自由な学校 、とは? ここのね自

Yくんとももちゃん

今年度から小学生部の算数の勉強の一つに、どんぐり算数を取り入れています。文章問題をじっくり読んで(聴いて)、頭の中にイメージしたものを絵に描いて問題を解く学び方です。 どんぐり算数では、「わからない」「難しい」「習っていない」はNGワード。 どんぐり算数は、すこーし頭の中がぐちゃぐちゃになっちゃうような難しい問題ばかり。だから、つい「わからん!」と言っちゃいそうになりますが、みんな、言わないように気をつけながら一生懸命解いています。いや、、、、考え抜いているって表現の方が

ガッテン農法セミナー|三浦伸章さん

ここのね主催 ガッテン農法セミナー 三浦伸章さん 12月1日、三浦伸章さんをお呼びしてガッテン農法セミナーをここのねで主催しました。 セミナーが始まる前、のぶさんは近くの神社に奉納するためのねじねじを作っていました。 午前中は座学がありました。 土のはじまりはなんだったのか? お米や野菜そして果物の元素数は何個なのか? いのちあるものすべての最後はどうなるのか? カビや菌について 草を活かす畑の作り方や野菜によって適した土の状態について など、目から鱗の知識を

NPO法人ここのね:新役員体制のお知らせ

NPO法人ここのね(大分県豊後大野市、理事長:山下浩二)では、2023年度通常総会をもって新役員が就任することとなりました。 新任の理事として灰谷孝(株式会社innochi 代表取締役)、河野忍(株式会社モアモスト 取締役)、志賀和美(株式会社堀木材 取締役)、赤嶺信武(株式会社野々香)、再任の理事として山下浩二(ここのね自由な学校 共同創業者)、山下百華(ここのね自由な学校 共同創業者)が就任しました。監事には新任で内田佳子(有限会社ウチダ写真館)が就任いたしました。また

スタッフ秋篠奈菜絵 退職のお知らせ

ここのねをいつも応援してくださっている皆様へ この度、ここのね自由な学校より、大切なお知らせがございます。 2023年4月より休養を取っていた、スタッフななっぺ(秋篠奈菜絵)が、7月末をもちましてここのね自由な学校の活動から離れる運びとなりましたことをご報告させていただきます。 今回、ご報告までの期間が空いた理由といたしましては、子ども達並びに保護者、関係者に直接伝えたいというななっぺの願いを尊重し、夏休みが明けて一定の期間の猶予を持っておりました。何卒ご理解賜われます

1ヶ月遅れのクリスマスプレゼント!?

ここ数日、ここのねにどんどんプレゼントが届いております…!! 実はAmazonの欲しいものリストの中に 「こんなものあったらいいな……」 という願いを込めて、子どもたちの学習に必要なものを以前からリストアップさせていただいておりました。 以前から、ここのねのSNSの中からそれを見つけてくださった人が折り紙やホワイトボードペンなどをプレゼントをしてくれることが何度もあり、本当に感謝しておりました。 1月になってから、お礼の気持ちを込めて、Instagramで頂いたもの

餅の砂落としから始まった、2023年。

決定的瞬間をとらえた……! 餅が宙に舞い、砂の地面にドシャっと落ちた瞬間だ。 みんな文字通り目が点になった。 しかし、次の瞬間。元ライフセービング部キャプテンの保護者Eさん(母)が熱々の、砂にまみれたお餅を両手で掬い上げたのだ! あっという間に熱々のお餅は、2階のキッチンへと運ばれた。階段を駆け上がるEさんが小さな声で「アツ!アツイ!」と呟いていることで、後ろを慌ててついて行っていた私は餅が熱いことに気づいた。 「Eさん、大丈夫ですか!?」 私が声をかけると、「大丈

🌸ここのね自由な学校 第一回卒業式🌸

本開校一年目。 先日、3人の卒業生たちがここのねを巣立ってゆきました。 一人は、春から高校生。松川 大介さんの未来学園へお世話になります。 一年半、ここのねで学びました。頼り甲斐のあるお姉さん的存在で、いつも私たちスタッフを支えてくれました(笑) 彼女のお母さんが「ここのねのスタッフと関わって欲しいからこの学校に通わせていました」と話してくれたことが本当に嬉しかったです。電車とバスを乗り継いで、雨の日も風の日も遠くから通い続けてくれた彼女に感謝の気持ちでいっぱいです。

【こどもロケット教室2022】開催決定!

【ここのねロケット教室がふたたび!】昨年、11月に初開催した「こどもロケット教室」が今年も開催します!参加者満足度100%!楽しみながら、体験学習できること間違いなし! 今回は、大分県内でも宇宙に近い山の上にある「のつはる少年自然の家」にて開催します。 3・2・1…発射!!! 一緒にロケット飛ばしましょう!!! 【お申し込みはこちらから】 「モノづくり通じて、『自分もできる』体験をーー」本物と同じ構造の紙製ロケットを、設計図を見ながら1人1機ずつ自作します。完成したロ

いっしょに働く新スタッフを募集します!

「ここのね自由な学校」で働く新スタッフを募集します。勤務開始は2024年4月〜(随時)となります。 NPO法人ここのねが運営する「ここのね自由な学校」は、信じて待って支える「教えない教育」で、子どもの冒険力・自律力・共創力を育み、こころの根っことつながった「幸せに生き切る人」を増やすことをミッションに活動しています。 2021年から正式開校し、新たな子どもの育ち場を0からつくってきました。 ここのねでは、『〝好き〟〝やりたい〟から始まる学び』を大切にしています。「不思議

宿題がない学校で「宿題やりたい」が溢れるのはなぜか。

とっても不思議なことが起こっている。 ここのねには、宿題がない。それは、「家では家でしかできない学びがある」と考えているからでもあり、「宿題を強制すると勉強嫌いなってしまう可能性がある」と考えているからだ。 それなのに、今日子どもたちが「宿題をしたい」と言い出した。ここのねの基礎学習の時間に取り組んでいる漢字ドリルをどうしても家でもやりたいと言うのだ。 ここのねには、3月まで基礎学習の時間は無かった。4月から新しく基礎学習の時間ができたとき、ほとんどの子の顔が曇った。

やってみて見えてくる世界がある。

水曜日の午後。竹あかりワークショップに上野真さんが来てくれた。昼休みが終わって時間が来たので、図工室にいる低学年組3人に声をかけた。 「竹あかりワークショップ始まるよー!」 すると、速攻で「やらなーい」と3人。 どうやら昼休みに始まった工作にハマっている様子。夢中になっているのを中断するのも申し訳ないなぁと思いつつも、竹あかりを作る体験もして欲しいと思い、 「じゃあまずは下で見てみてから決めてみない?」 と声をかけた。一人が「見てみる!」と言ったのをきっかけにみんな

初めてのここのねカフェプロジェクトから学んだこと。

約3ヶ月にわたる長期プロジェクトの「カフェプロジェクト」が終わった。 当初、カフェをやりたい!という友達の言葉に誘われて参加していたS。 何作ろうか? どれを誰が担当しようか? どういうスケジュールで練習していこうか? と、打ち合わせをするときも決まって、「誰かにリーダーに任せます。」と一歩引いたような立ち位置だったS。 誰かがきっと進めてくれるだろう。誰かが自分の代わりにやってくれるだろう。みんなが皆んな、誰かにませているような雰囲気。 子どもたちのやりたいま

愛は人から人へ

今から、ちょうど一年前。ここのねが必死で場所作りをしていたとき、千葉県の育色工房の愛称いくちゃんから突然連絡があった。 「ここのねに寄付をしたい」 子どもたちとの活動で少しずつ集めた大切な大切なお金をここのねに寄付してくれた。その時まだ、ここのねに通っている子どもたちは0人だった。寄付を集めるなんて発想すらない頃だった。 場所も整っていない。子どもたちもいない。もちろんお金もない。あるのは、私たちの「絶対に学校をつくりたい」という想いだけだった。その想いをブログで読んで