見出し画像

夢が思い浮かばないのは、良いことでもある。

先週、遅めの夏休みを取って、
家族でGo to 箱根。

三泊してきた。

コロナ禍で、なかなか外出できないから近場の箱根に行くようになったが、やはり旅は楽しい。

どれくらい好きかというと、

我が人生は、旅

と墓跡に刻んでも良いくらいだ。

それで、三泊はずっと宿にいて、外出はお昼ご飯くらいにいくだけ。

まともな観光は、芦ノ湖のスワンボートに乗っただけの休日を過ごした。

なお、1500円の大金を払ったスワンボートは、波が強く、三半規管を攪拌されて、下船後、Bakery&Tableというパン屋の前で、『燃え尽きたあしたのジョー』になってしまった。

画像1

楽しかったのは、はじめの五分だけ。

そんなことはさておき、
少し長めの旅にはいつも、
モレスキンという高級なノート(ティファニーブルー色)をもっていく。

エメラルドノートと女子っぽい名を
付けていて、
『書いたことが叶うと決めたノート』なのである。

旅中にボーッとしている時に
このノートにこれからの事を書く。

飛行機旅の時は、行き帰りだったり、
子供が寝ている時だったり。

ボーっとしているときに書いて、
毎日見たりしない。
次の旅行で見返すと叶っているのだ。

例えば、
家族が健康に仲良く暮らす
防音にすぐれた物件に引越す
新しい冷蔵庫を買う
こんな仕事をやる

とか、色々書いてある。

だいたい潜在意識で思っていることなので、
小さなことは3ヶ月〜半年後に実現している。

さて、今回も3泊4日でゆっくり考えようと思っていた。

が、
あんまりアイデアが浮かんで来ない。

食っちゃ寝の生活で、頭が回らない。

それでも、ルーティンで書くことは
健康系
家族安泰系
ライフスタイル系

は書くとしても、
壮大な仕事のビジョンとか、
そういうものが浮かばない。


そんな話を嫁さんにしていると、

『私も今回、何も浮かばなかった!』という。

『なんか、毎日、3人で一緒にいれたから、これ以上の幸せはないから夢とか思い浮かばない』という。

確かに。

夢は持った方がいいと、
キャリア的にも、成功哲学的にも言われる。

ただ、夢の負の部分もあって、
夢を描かせると、強烈な欠乏も刺激される。

いま、無いものを強く意識させれば、何クソパワーが生まれ、願望に変わる。

欠乏から生まれた何クソパワーは、強烈な薬のようにガツンと聞くけど、副作用が強いから、達成しても、愛が満たされないこともある。


そういう意味で嫁さんのいう
『いま幸せすぎちゃって、夢なんて考えられない。』というのは、悟った言葉に思えて笑えた。

一切の煩悩がないように見える。

夢の実現って、認められたい、承認されたい、愛されたい、すごいと思われたい、モテたいという気持ちから始まる気持ちが多い。

それが得られたら、幸せが得られそうだけど、結構、そうじゃないことが多い。

そういう意味で、嫁さんの言葉は、
『何も考えてないようで、一周回って深いんじゃないか』と笑った。

これでいいのだ!

画像2


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?