病棟の景色。自分のさして遠くない未来を見るようで、なんだか複雑な思いがしている、今日この頃。
時々、患者さんのことを記事にしている。
以前の病院では、癌の治療をしている人と接する事が、多かった。その人達と交わした会話。今も、心の片隅にて残っている。癌の患者さんは、最後の方は、かなり弱って動けなくなってしまうが、尊厳と言うものを強く感た。その人達の姿や言葉は、時に私を励まし前を向かせてくれた。
今の病院では、循環器関連の疾患の患者さんと接している。
年齢層も違う。やはり循環器は高齢者が圧倒的に多い。昼間の病棟は、ある意味デイサービスなんじゃないかと、見間違えるような光景がある。
認知機能の低下、運動機能の低下。歳を取るとはこう言う事かと、日々現実を見ながら、自分のそう遠くない未来の姿も、さして変わらないのだろうと思うと、なんとも言えない気持ちになってくる。
バックグランドには、高血圧、高脂血症、糖尿病がある人が多い。
いわゆる成人病から、血管変性。脳梗塞の既往のある人も多い。
健康に生きても加齢による変性から来る病気。暴飲暴食、飲酒、喫煙を長年続けた結果の病気。どちらにしても、昼間の病棟は、デイサービスのような状態になっている。
今は、予防医学が発展してきているが、しばらくはこの現状が続くのだろう。
自分の事も、よく分からなくなり、急に怒り出してみたり、ウロウロ動き回ってみたり、家族とは疎遠となり、一切連絡して欲しくないと言われる人もいる。退院できるのに、受け入れ先がなかなか見つからず入院が継続されている人もいる。
時々思う。
病気になるなら、何の病気がいいのだろう。そんな、不謹慎かも知れない事を考える。
そんな事を考えるのも、看護師特有のものかも知れない...
そして、今日もデイサービスのような光景が広がっている...
今日も読んでくれてありがとう♡
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