見出し画像

田舎の長く続くお店は、美味しさを売ってない【日記】

どうも、今日が終わる二時間前じゃないとnoteを書けない体質になりつつあるイワハシです。細々とでも続けるのが大事だと聞いてます(誰に?)

飲食店の手伝いをするようになってから、どんなお店に入っても分析するのがくせになってます。メニューを見れば客単価を出し、来客数の想定をして1日の売り上げを出し、アルバイトの人数を見て人件費を計算して家賃をなんとなくで仮定して売り上げから引く。

合ってるかはわからないですが、なんとなくは想像がつくものです。すごい嫌な客ですね、来て欲しくないわ、こんな人。お酒を出しているお店とかになるとブレが出そうですが、なんとなーくはわかるもんです。

そうすると一見、流行っていそうなお店でもちょっとキツいんじゃないかな?とか、売り上げの割に人を雇すぎじゃないのかなとか勝手な心配をしてます。お節介にも程がありますね。

■長く続く店はそんなには美味しくはない

愛媛に移住してから、ちょこちょこと外食してます。最近できたであろうお店も、古くからやっていそうなお店もチェーン店など色々ありますが、長く続いているお店には特に注目してしまいます。

愛媛は、人口が約134万人で四国では一番多いですが全国の都道府県で言うと半分よりは下です。四国という立地もあるので、大阪の人がちょっと奈良に行ったり京都に行ったりみたいな感覚では移動できないので経済圏としては小さいのだろうなと思いますね。

そんな中でも続いているお店だから、美味しいから評価されているのかと思いがちですが大体は普通。(失礼)ぶっちゃけですが、長く続いている雰囲気のお店で「うめすぎるー」とはなったことはないです。

※急にうめすぎるーっと100日後に死ぬワニの言い方をしました。

■なんで続いているのか。

僕が前に住んでいた大阪でも、そんなに美味くなくても続いているお店はありますが、そういったお店って味を求められていないような喫茶店とかが多かったです。

喫茶店にめっちゃ美味いモーニングを求めている人ってあまりいなくて、時間を潰すとか朝に落ち着きたい、喫煙をしたい、ゆっくり読書したいとかの方が大切だったりします。

愛媛のランチメインで営業してそうなお店で長く続いてるところの特徴は、既に生活の一部に溶け込んでいるところだと思います。美味いとかじゃなくて、その場所にはこの店しかないっみたいな状況が出来上がってます。

あと大抵が家族か個人で経営していて、新人のバイトみたいな人はいない。家族の誰かか、歴戦のパート人って感じで最低人数で回せるので人件費を極限まで抑えてる。

お客さんもほぼ固定されていて、お客というよりは友達感覚の人が多くなっていて、趣味の延長みたいなお店も多いのかなと思います。そのくらいの感覚じゃないと長くは続かないのかもしれないです。

■場所とりゲームは後になればなるほど不利

昔から続いているということは、昔からいい場所をとっていたということです。いい場所は今後もずっと埋まっていて、人気のない場所はずっと空いてます。

長く続くお店はランチ難民の人や、大通りに面していて、大きい駐車場があるから人が来てます。それを今からするのはちょっと無理があるとも思えます。

昔は良くなかった場所でも、後々よくなっていくという事例もありますが、昔にどでかいお金をつっこんで今は閑古鳥が鳴いている状態というパターンの方が多いですよね。

昔ほど日本も経済状態が良くないので、ここにお金をぶっ込みます!ブッ込ませていただきます!って行政がやることはほぼなくなるでしょうね。でっかい企業が何か作りますってなると行政が動くでしょうが、そうなっても安いお金で地元の人が雇われるだけで、利益は都市圏にある企業が持っていくので地元としては表面上のメリットしかなかったりします。(話が逸れました)

■これからの田舎のお店

田舎でも長く続いているお店に来ているようなお客さんは、相手にしても昔から行ってる馴染みのお店には勝てない。そうなってくると、新しいもの好きの人や若い人を相手にした方がいいのかと思います。

男の人が来るお店って基本、定食屋かラーメン屋くらいしかないので、何をするにしても女性が来てくれそうなものじゃないと無理なのかな〜とか考えてしまいます。

僕が男なので、わかりますが、男の人は同じものを一生食える人が多いから冒険しないんですよね(笑)ラーメン、カレー、どんぶりで食の三角形を築ける人が7割。

何をするにしても女性客を狙うのが定石なのかな〜と思いつつも、女性心がわからない。乙女の気持ちになって生活しようと思います👩

<おわり>


サポートして頂ければ、そのお金でいっぱいご飯を食べます。(本当は将来のゲストハウス経営の為の軍資金にします。)