長野市を好きな理由が分かってきた
これまでの長野でのお話▼
3週間長野に住むことになった話
長野市滞在初日、怒濤の出会い
1166バックパッカーズでの生活
休学大学生の2023年
やってきたことが仕事や生き方になるって良いな
実は、まだ長野のお話終わってないです。
今回、続きを書いていたらなんとなく私が長野市好きだな~となった理由が分かってきました。どのエピソードもすごく好きで、このほかほかを共有したい!!
「おじちゃんたらし」なタケバさんとの出会い
この日は事前に紹介していただいていたタケバさんという方と会うことに。
タケバさんは大学生の頃に行なったシンカイでのインターンやHuuuuでのバイトをきっかけに長野を好きになり、一度東京で就職したものの現在は長野でフリーでカメラマンをされている方です。
長野の権堂商店街にいるおじいちゃんたちを集めた『おじちゃん』という素敵な写真集を1から全部作っちゃった面白いお姉さんで、実際写真集を見せて貰って一緒に権堂商店街を歩きました。
タケバさんはとにかく上の世代の方とのコミュニケーションが上手。写真集に載っているおじちゃんたちはかっこよさ・おちゃめさが存分に引き出されていて、タケバさんのキャラクターあっての仕上がりなんだなというのが分かった。
この日お邪魔した珈香(こうか)という喫茶店のマスターとも本当に仲が良くて、私一人で行ったら見られなかったであろうマスターの満面の笑みが見れた😊
飲み物を飲みながら趣味の話になり「カメラとか、パン作りとか好きです」と作ったパンの写真を見せたら、「え、お店できるじゃん!すご!!」と目をキラキラさせて言ってくれた。
長野市に来てから自分の考えていることとか好きなものに対してすごくポジティブな言葉をもらっているな、と思った。もっと自分の好きなものを追求したり、こういうのが好きなんだよねって胸を張って言って良いんだな、と自然に感じられる。
相手へのリスペクトがあってみんな「それが好きなんだね」「それいいね!」「面白いね!」って言ってくれる。
たまたま出会った人達がそうなのかなとも思うけれど、
誰も否定から入らないし、すごく相手に興味を持って話を聞いてくれる。
だから私はこの場所が好きなのかも知れない。
いいね!って言ってもらえると、自分の考えていたことがキラキラし始める。「じゃあやってみるか」と自然に思える。好きなことややってみたいな~ってことに対して素直になれる。
数年前の私は、好きだと思うことや単なる趣味で自分を満たすためだけに何かをするのが苦手だった。
単に自分を満たすだけのことも大切なことだと気づいていったけれど、案外そういう人って多いのではないかなと思ったりする。真面目だったり、心に余裕がなかったりすると特に。
長野に来てから、「まちあるき」、「カメラ」、「見かけた変なものや手作り感のあるものを写真に撮ること」、「パン・お菓子作り」、「誰かの提案や面白そうなものに乗っかること」など、色んな『すきなもの』が見つかったなと思う。
〇〇あるけど、一緒に行く?って言ってもらえる
長野市に来た初日に知り合ったふみさん・かずきさん・さくちゃん家族。
その時に「今度田植えするんだけど来る?」とお誘いいただき、参加することに!!
当日の朝に車でお迎えに来て下さり、鬼無里(きなさ)という場所まで移動。田んぼが広がり、その奥には安定のどっしりした信州の山々。空気が美味しい…!
「まめってぇ鬼無里」というNPO法人が行なっている鬼無里の休耕田を活用した田んぼオーナー制度で、他のオーナーさんたちと一緒に一列ずつ手で植えていきます。
小学校の時に田植え体験をした以来の数年ぶりの体験で、土の暖かさや柔らかさが楽しい。ふみさん・かずきさんの息子のさくちゃんも田んぼに浸かったり(?)、あぜ道の葉っぱを触ってみたり伸び伸びしていて癒やされた…😊
田植えの後も、かずきさん・ふみさんが色んなところに連れて行って下さいました。
かずきさんの元の職場で開催されていたイベントや、小川村のジェラート屋さん。初日に知り合って誘って下さっていなければ確実に自分では来れなかった場所。とってもありがたいなぁと思った。
特に小川村は、「日本の里100選」、「信州の自然百選(景観選)」、「信州サンセットポイント百選」などに選ばれている場所らしくすーごく景色が綺麗!!!!
心が浄化されるような、視力がよくなっちゃいそうな(?)景色の中で食べたジェラートが最高に美味しかったです😊
実はこの日、私がしきさんのお家での居候生活を終えて1166バックパッカーズ(詳細はこちら・以下1166)に引っ越す日だった。
ふみさん・かずきさんが夜ご飯までごちそうして下さって、さらに私のスーツケースを取りに行き1166まで送って下さいました。
朝から夜までずっとお世話になり、色んな話をし、すごい充実感のある一日だった。
帰りの車の中で、ふみさんが「こころちゃんってなんか応援したくなるし、人に繋げてあげようって思うんだよね。しっかりしてそうなのにあえて無計画で来てて、やる気がすごくあって、謙虚なのが良いよね」と言ってくださった。
そんな風に感じてくれていたんだとびっくりしたのと同時に、本当に人に恵まれているなと改めて感じた出来事でした。
またの機会にあの時植えたお米を一緒に食べれたら良いな!
友達になるのに、年齢差なんて関係ない
1166で出会ったうーみんさんとすぐに意気投合して、後日滝に連れて行っていただけることが決定!
普段滝や寺院の案内をされているうーみんさんですが、自分が滝行しているのを撮影してもらう機会がないとのことで、カメラマンの役割もかねてご一緒させていただきました😊
車で滝に向かう時も、お昼ご飯を食べている時も、うーみんさんとひたすら喋っていました。
出会ったときもそうだったけど、うーみんさんの内側からあふれ出るエネルギーがとってもパワフルでこちらも自然と笑顔になってしまう。
うーみんさんは「みんなはどうか分かんないけど、僕はこう思うんだよね」とか、「こういうことについてこころちゃんはどう思う?」みたいな話し方をする。決して自分の意見を押しつけるようなことは言わないし相手の意見をすっと吸収できる。
気の合う友達と語り合って盛り上がっているような空気感。
すごく不思議で、すごく心の満たされる時間だった。
滝行の撮影も、大迫力で圧倒された。
私も滝のミストを大量に浴びたので、実質滝行をしたようなもの(?)
見ているだけでも気圧されるような滝の迫力と、それに打ち勝つうーみんさん。この方のエネルギーはこれほどの迫力を持つ滝からじゃないとチャージはできないのではないか…??
私が11月に長野に再訪したときにも1166で再会して近況を報告し合い、本当に遠くに住んでいる友達のような感覚。
小さい子と話すと自由な柔軟な考えがもらえて、年齢の違い人(学生)と話すと共感や個々の違いが面白いなと感じる。年上の方と話すと安心感や知らないフェーズを知るわくわくがある。
私は人と初めましてをして話すのも好きだし、これまでの友達にもすごく感謝していて大事にしたい。けれど、私は周りの人の影響を沢山受けて成長してきたと思っているのでこれからも色んな人と知り合って「こういう考えがあるのか!」とか「そんな選択肢もあるんだ!」ってびっくりして、「なんでそう思うの?」って聞いて吸収していきたい。
これまでは「年上の人」となると自分の親や大学の教授、バイト先の人しか話す機会がなかった。そうなると話す内容が限られてきたりしょうもない内容から真面目な話までぜーんぶをできる友達のような関係性にはなりづらい。
私が「ただ遊びに来た大学生」であったことも良かったのかも知れないけど、長野に来て知り合った方とは色んな話ができた。その状況がどうしようもなく楽しかった。
だから好きなんだろうな、長野。
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