見出し画像

裸の王様たちの世界

物事はどっちから見るか、どこから見るかでまったく違ってくる。

何を見る時も「自分のフィルター」がかかっていることを忘れない。
そして、自分でちゃんと見る(確認する)、自分の頭で考えることをないがしろにしない。
スゴイ人だって聞いてた人に実際会って話しを聞いて……みんなはスゴイ良かった!って言ってたけど、私はなんか違うな~って思った時、その自分の感覚を信じたい。

実は以前、そう感じることがあったんだよね| 壁 |д・)
ホントは王様は裸なのに、みんな「バカ」だと思われたくないから、「王様は裸です」って言わないで「王様のお召し物は素敵ですね」と言ってるような感じで気持ち悪かった。

けど、この話を夫にしたら「いや、キミには王様は裸に見えたかもしれないけど、いい服着てるように見えた人もきっといるんだよ。そこは人それぞれ見えているものが違うんじゃないかな」と冷静に言われて。

ああ、そうか。言われてみればそれもそうかもって思った。
逆にあの人そんなたいしたことないよって聞いてたけど、実際のその人を知ったら、他の人はもしかしたらスゴイとは思わないようなところが、私の心に引っかかって素晴らしい人だと思う時もあるから。

一人の人、ひとつの物事も、どの面を見るかどこから見るかで評価はまったく異なるもの。見える姿も変わってくる。
それをいつも頭に置いて、その上で自分はどう思うのか、どう感じるのかを大事にしたい。最終的に判断するのは自分。

誰かがどう言っていたか、どう評価していたか……は、参考にする事はあっても、そこで思考を停止させないで、自分はどう思うのか、どう感じるのかを自分自身に確認すること。

私の基準をブラさないことを大事にしようと思う。

偉いとか偉くないとか、稼いでるとか稼いでないとか、有名だとか無名だとか、すごい能力があるとかないとか、天使の声が聴こえる、龍と繋がっているとかどうとかこうとか・・・そういうことじゃなくて、人対人としてお互いを尊重し合いながら丁寧にお付き合いできるような人、そして一緒に成長していかれるような人と仲良くしたい。

最近、ますます時代がすごい勢いで動いていることを感じる。
人に対して「ふざけたこと(失礼すぎたり、適当にしてたり、なめてたり……)」してると、今まで以上にそのしっぺ返しがくる時代に入ってるんだと思う。そして、裸の王様がホントは「裸」だとバレバレになっちゃう時代に入っているんだと思う。

私はやっぱり、いくら王様だとしても(有名だったり、すごいってみんなに言われてたり、お金持ちだったり、いわゆる成功していると言われてるような人…とか)、裸の王様とはお付き合いしたくないし、裸の王様に対して「王様のお召し物は素晴らしいですね」とおべっか使ってる人とも仲良くしたくない。

だけど、一人の人、ひとつの物事も、どの面を見るかどこから見るかで
評価はまったく異なるもの。見える姿も変わってくる。ということも
忘れないようにしたいと思う。

そして、自分が知らない間に裸の王様みたいになったり、王様におべっか使うような人間にならないように気をつけよう。

私が「いる場所」「いたい場所」「付き合う人」「付き合いたい人」を見失わないようにしたいし、見失っちゃダメだと強く思う。

裸の王様たちの世界は、私にはいらない。

記事をここまでお読み頂きありがとうございます。これからもどうぞよろしくお願いいたします。 頂いたご支援は書籍購入及び今後の執筆活動のために使わせていただきます<(_ _)>