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ふみサロエッセイ

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文章執筆サロン「ふみサロ」に提出したエッセイ作品、こちらにまとめています。
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#体育

文章執筆サロンで学んでます

文章執筆サロンで学んでます


★エッセイ塾(文章執筆サロン)ふみサロ

毎月エッセイを書きながら文章上達のための勉強をしています。

「ふみサロ」では、毎月提示される課題本から得たインスピレーションをもとに、自分に絡めて約800字でエッセイを書いて提出。月に一度オンラインにて参加メンバー同士での講評会があります。また、講師の先生からの講評や、文章WS、出版に関する学びetc.が受けられます。

★書籍化されています

ふみサ

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エッセイ【虚心坦懐で、跳べ!】

エッセイ【虚心坦懐で、跳べ!】

鈍くさくてトロくて、鬼ごっこは最後までずっと鬼。逆上がりもできない、登り棒なんて登れるわけもない。縄跳びも飛べないし、跳び箱も無理。ドッチボールでは常にボールが当たる。小学校6年間、体育の成績は3段階評価の一番下「もう少し」。

子どもの頃、体育はだいっきらいだった。

そんな私が、今でも忘れられない中学3年の時の体育の授業がある。
助走をつけて片足で踏み切り、跳び越えるバーの高さを競う走り高跳び

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エッセイ【私だって、捨てたもんじゃない】

エッセイ【私だって、捨てたもんじゃない】

バカでのろまで泣き虫。なんでもすぐあきらめて辞めちゃう……どうせ私はダメな子だから。
小学生の頃、自分のことをそう思っていた。自信なんて持てたこともない。小学1年の時の担任は、私のことを「知恵遅れ」と親に言ったそうだ。
勉強できなかったし、体育は一番成績が悪い。体育の出来る子がちやほやされ、できない子はいじめられるクラスにいた時は、体操着を見ただけで吐き気がするほどだった。

中学1年の夏、泳力テ

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