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遠距離恋愛が上手くいっているという君も、あんまり上手くいっていないよという君も!おすすめのアプリがあるよ!

歯の浮くようなタイトルをつけてしまったことをきっと、もう数分後には後悔していることだろう。しかし羞恥心など放って伝えたいことだけをタイトルに取り入れたらこうなってしまった。

まず結論から言うと。今日おすすめしたいのは「Dispo」というアプリだ。聞いたことくらいはある人もいるかもしれない。いつくらいだろう、今年に入ってすぐくらい、ちょうど世間でclubhouseが騒がれていた少し後くらいに、ちょっとだけ話題になっていた。完全招待制であることと、アプリの機能上どうやっても広がりようのない設計なので、自分の周りでも使っているという人は2、3人しかいないのだが、約3ヶ月ほど毎日Dispoを使って写真を撮り続けている。

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Dispoの基本

Dispoとは写真を撮って、特定の人にシェアすることができるアプリである。特徴としては

①撮影した写真はいわゆるフィルムっぽい加工が自動で適応される

②撮影する際のプレビュー画面が極端に小さい

③撮った写真はすぐに確認することができず、翌日の9時にまとめてみれるようになる

④インスタやTwitterにあるようなハッシュタグ検索の機能がない(今後実装されるのかな?)

といった感じ。①についてはそのままなので特に言うこともないのだが、強いていうなら”ちゃんと”フィルムっぽいという感じ。例えば暗いところで撮った写真はしっかりとブレるし、光源以外はほとんど写ってくれないので、”フィルムっぽさ”に対するこだわりが感じられる。

②についてもそのままなのだが、写るんですのファインダーくらいのサイズでしか何を写しているのかが見えない。デフォルトでスマホに搭載されているカメラなど、画面いっぱいにプレビューが広がり構図だったり明るさだったり、できるだけキレイに撮りたいという雑念が入ってきてしまうのだが、そのそも何を撮っているのかよく見えないので、考える時間が生まれない。③にあるように、撮った写真を確認することもできないので、上手く撮れなかったから撮り直すなんてこともない。ただただ、撮るという行動以外を排除することができる。

アプリリリース直後はこのフィルムっぽさがエモい!好き!と言ったレビューが散見されたのだが、個人的には後述するアプリを使う、体験設計みたいなのがすごく気に入っていて、遠距離恋愛中の若者におすすめしたい理由もここにある。

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コミュニケーションツールとしてのDispo

大前提、恋愛かどうかは置いておいて、遠距離となるとコミュニケーションの量と方法が限られてしまう。「毎日電話するなんて考えられない。」「そんな重い恋はしたくないの。」と言った声もあるだろう。電話をするとなるとお互い時間を拘束されてしまう上、主にことばを介したコミュニケーションに限定されてしまう。時間が拘束されるだけに、あまりにも取り止めのない話はできないな、といった無意識のブレーキもかかってしまう。でも意外となんでもないことの方が大事だったりするからむずかしい(うるせえ!)テレビ電話をするにしても、"今"は共有できても、過去のイメージを共有するには手間がかかってしまう。

その点、Dispoに撮った写真をテキトーなタイミングで共有しておくと、「あ、あの写真見た?」と言った会話を展開できたり、わざわざ話題に挙げなくてもお互いが見ているという非言語のコミュニケーションを、各々のタイミングで行うことができる。

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写真というツールの持つ多様な側面

写真とはつまるところ、一瞬の情景を捉えて切り取ることなので、思っているよりももっと様々な役割を持たせることができる。今写真を使った代表的なツールといえばInstagramだが、Instagramは写真の持つ役割のうち”作品”という側面に焦点を当てたアプリだと思う。やはりシェアするにはある程度クオリティの高いものでありたいと思うし、いいねや保存といった機能がそれらを助長している。より綺麗な写真が高く評価される傾向にあるので、商品の紹介や作品をシェアするという用途ではとても使い勝手がいい。一方でコミュニケーションのツールとしては使いづらいと感じてしまう点も多々あるのが事実だ。

その点Dispoは非常に限られた間でしかシェアされない。④にも書いた通り、アカウントを知らない人の写真は検索することができないので、そもそもアプリ自体がより多くの人に見てもらうことを目標として設計されていないのかもしれない。寝る前にひとりでひっそりと書き留める日記に近いような、日記を見せられる人だけにシェアできる、そんな写真アプリだと思う。

以上、もっと詳しい使い方や特徴については、検索すれば他にも分かりやすい記事がたくさんヒットするので、気になった方はぜひ検索してみて欲しい。

タイトルにはわざと遠距離恋愛と書いたが、普段から頻繁に会えない人というと実は、遠く離れて暮らす親や祖父母とシェアするという使い方もできるのかもしれない。わざわざ写真を送りつけるとなると送られた側に反応が求められてしまったり、そのことを気にかけて送りづらくなってしまうが、「共有されている」という状態を作れる上に、撮るという行動にストレスのかからないこのアプリなら、ゆるくお互いを想う関係を築くことができるかもしれない。

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