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#25「重力ピエロ」読了。

おはようございます。
こんにちは。
こんばんは。


最近気温も上がってきてそろそろ
春になってきているとしみじみ感じます。
後今日の夜中にアーセナルが劇的勝利したので
とても気分が良いです。晴れてるしさらに最高な気分です。


今日は読んだ本の感想です。


伊坂幸太郎
「重力ピエロ」
です。


最近は専ら伊坂作品しか呼んでおらず、
とてもはまっています。通勤が電車になったので
基本通勤時間は本を読むことがほとんどです。

この作品は、第4作目にあたり、
映画化もされていて伊坂作品を広めたきっかけにも
なっている作品だと言われています。


「春が二階から落ちてきた」

という文章で始まりと終わりを合わせているのですが
こういう細かい部分がとてもおしゃれというか
こだわりを感じます。


主となっているテーマは

「家族愛」です。


2人の兄弟が中心人物で、
育ててくれた父親は同じですが、
血が繋がっている父親が違います。


この設定がメインで、家族とは何かを
どういう風に考えていくかがテーマとなっています。


弟の春が、葛藤の中で起こした行動を
兄の泉水や育ての親が推理しながら
物語が進んでいきます。

今回も多くの伏線があり、
スラスラと読める面白い作品でした。
特に、会話部分での言い回しや比喩表現が
かっこよすぎておしゃれすぎます。


「お前は俺に似て、嘘が下手だ。」


この言葉は痺れました。
この作品の本質というか、意味が
込められていると感じました。


人気人物の黒澤も登場しており、
これはファンの中でも黒澤が人気な理由が
分かった気がします。


「重力ピエロ」

という一見謎が多い作名の意味も
家族の繋がりと上手く掛け合っているので
とてもスッキリした気持ちになります。


★★★★☆ 4/5です。

安定のミステリー要素だけでなく、
家族の大切さを教えてくれる
素敵な作品でした。


今日はこの辺で。
最期まで読んで頂きありがとうございます。



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