見出し画像

公務員から転職するか迷っている人へ③-転職メリット編

こんにちは。こうきです。

今回の記事は下記記事の続きになります。
前回は『公務員から民間企業に転職することのデメリット』を記述していきましたが、今回はメリットについて僕の考えを記載していきます。

東京消防庁から転職し今月で3年が経過し『公務員転職に関して』私の実体験を通じて感じたことをnoteに記録しています。

この記事のターゲットはタイトル通り『公務員転職を検討している人』です。

前回記事ではデメリットについて、つらつらと記載していましたが、実体験ではメリットの方がはるかに大きいです。

では本題に移っていきます。

公務員転職のメリット

メリットを箇条書きでまとめました。

  1. 公務員に比べ、個人の裁量権が大きくなる。

  2. 物事を自分事として考えれるようになる。

  3. 業界や個人の成果次第で公務員よりも圧倒的に給料が増える

  4. 人生の自由度が大きく増す

  5. 自分の向き不向きと向き合える。自分をより深く知れる

一つ一つ見ていきましょう。

①公務員に比べ、個人の裁量権が大きくなる

極端ですが仕事のタイプの違いです。

A,目的(A社からの売上前月比150%アップ)だけ伝えられ手段(売る商品、営業の仕方)は問われない仕事。
B, 言われたこと(消防訓練)をマニュアル通り(消化器の伝え方教本)に、ミスをしないように完璧にこなす仕事。

Aパターンは私の会社の社風です。これは僕にとっては非常にありがたい。
どんな方法を使ってもいいので、手札が無限に広がります。
その代わり、大コケをかますこともある。

それでも、最後にケツを拭いてくれる上司や社長がいるおかげで、不安を最小限に抑えて仕事を前に進めれることができます。

一つの仕事が終わったあとの達成感や、自己成長感が消防士の時と比べられないほど大きくなりました。

ただ、『裁量権が大きくなる』ということは、成功した時のリターンが大きいですが、失敗したときは全て自分の責任になるということです。

責任をもって仕事をすることで、生きている感じがします。
責任の無い仕事に自分の成長はありません。

逆にBパターンは消防士の時の僕です。

消防士(公務員)は減点式評価なので、みんなが保守的です。保守的な人が出世します。

しかし、これは構造的なことで仕方ないですよね。
例えば隣町で火災が発生。急いで現場に向かうも最中で事故を起こす。新たな要救助者発生。人命救助失敗。

最悪ですね。

その事故現場にさらなる人員の追加が必要になり、不幸の連鎖は大きくなり全員最悪な気持ちになります。

『言われたことを正確にやること』が得意な人はたくさんいます。
当てはまるのであれば公務員が向いています。僕は苦手でした。

裁量権が大きくなることに関しては、人の性格の問題でメリットにもなればデメリットにもなります。

しかし、自分の可能性にチャレンジして仕事に取り組みたいのであれば、
大きなメリットになります。

②物事を自分事として考えれるようになる

今思えば、消防士時代は学生時代の延長線上のような生き方をしていました。
A,教官に言われるがままに様々な謎な保険に加入
B,引退したおじいちゃん元消防士から、ありがたいお言葉を聞くタイムが月1で設けられている※夜勤明け
C,上司(中隊長)から自分の貯金事情や女性事情を管理される

他にも様々な珍事象がありましたが、とにかく、大人になっても大人に管理されていました。

25歳にもなって子供扱いされるのが本当に嫌でした、、笑

良く言われることですが。誰かが敷いたレールに乗っている気がして、兵隊として生かされている感覚でした。

民間企業に移った後、自分のことを『未経験の公務員上がりの小僧』だと自覚しています。
いつ首にされてもおかしくない恐怖の中、自衛する力が自然と備わっていきました。ようやく、自分の人生を自分の頭で考えられるようになりました。

③業界や個人の成果次第で公務員よりも圧倒的に給料が増える。

こちらはじっくりと記事にまとめたいと思いますが、東京消防庁の1〜3年目の給料は額面で500万ほどだった記憶です。

ありがたいことに、転職後は会社からいただけるお給料がさらに上がりました。
転職する業界や業種、企業風習によって変数が大きいですが年収がネックで転職を迷っているのであれば、

迷わず行け

といいたいです。

④人生の自由度が増す

増します。例えば下記

  • リモートワークで海外から仕事が可能になった

  • 満員電車に乗らなくてよくなった(公務員は申請がめんどくさい)

  • 成果さえ上がれば、時間に縛られずに仕事ができるようになった

情報商材を売る前のポジショントークみたいで恐縮ですが、ほんとに人生の充実度や自由度が上がりました。

ただ、注意点として自由と責任はセットです。

自由ということは全ての責任を自分で背負うということです。

逆に消防時代は制服を脱いだら脱力して、オンオフがはっきりしていたのを覚えています。
土日に何も考えずにキャンプをするのは最高ですよね。

  • 仕事とプライベートを分けて考えたいか。

  • 人生においての仕事の立ち位置をどこにおくか。

上記によってメリット・デメリットは紙一重だと思います。

⑤自分の向き不向きと向き合える。自分をより深く知れる。

これは抽象的な概念すぎますが、一番のメリットです。

人が幸せになる最初のステップは自分のことを深く知ることです。

消防士(公務員)とITベンチャー企業の両極端の仕事を三年づつ行ったことにより、多くの気付きがありました。

自分は何が好きなのか/何が嫌いなのか/どの状態が心地よいのか/このストレスの種類は苦手/このコミュニケーションは苦手/この上司は苦手/こんな上司になりたい/このやり方は自分に合ってる

自分を知るためにも、たとえ大コケをかましても、新しい環境に飛び込むことは長期的に見て一番のメリットではないでしょうか。

まとめ

まとめます。

転職するなら早いほうがいいです。
言われたことをコツコツやることが好きなら公務員の方が良いです。
人生を狂わせること(予想ができない方向に向かわせたい)にワクワクするなら転職したほうがいいです。

もっと書きたいことがたくさんありますが、このテーマは一旦締めます。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?