#201　エンドウの収穫

　私が農作業をしているところに、佐藤さんの奥さんが通りかかった。今日は、『エンドウの収穫』の手伝いに来た、とのことだった。

　私が、「引っ越してきてなれた？」と聞くと、「だいぶ慣れてきました。去年の秋に引っ越してきて、もう半年たちました。大阪と比べると、冬は寒かったですが、別に、困りませんでした。」と、彼女は言った。

　彼女は、「この畑で主人が作った野菜を食べると、本当に『おいしい』です。今まで食べていた野菜と違うように思います。健康に良いものを食べていると思います。」と言った。

　彼女は、「主人は、これからおいしいお米も作りたい。娘も、いずれはここで、無農薬栽培をしたい。」さらに、「ここでとれた野菜を持っていくと、大阪の親戚の人は、よろこんでくれるんです。」とも言った。

　彼女は、「大阪まで、電車で１時間で行けるのも、私には魅力的です。」とも言っていた。

　「夏は、暑いですよ。」と私が言うと、「私もそう思います。けど、『引っ越してきてよかった。』と、今は思っています。」と、彼女は元気に言た。

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